2024年01月19日

昨年を振り返って

去年はエスペラントで外国人の話を聞いたり、ちょっと会話したりするという機会がありました。とはいえ、私は会話は全然だめなので(←だめなのは会話だけではない)、言いたいこともあまり言えないような状態なのですが……。エスペラントは習得が簡単だと言われていますが、私にはやはり難しいです。

【100万人が使用】世界最高の人工言語『エスペラント語』とは…ネイティブに4週間でなれる。その実態【漫画/アニメ/マンガ/白石】


↑この動画の白石氏はさっさと覚えて教室を開いたというのですから、素晴らしいです。私は能力も努力も足りないようです……。

それでも実際にエスペラントで会話してみるというのはとてもいい経験となりました。エスペラントは誰にとっても母語ではないので、私も頑張ればああいうふうにしゃべれるようになれるかもしれないという夢を持つことができます。とはいえ、ヨーロッパ系の言語話者にとってエスペラントは、それ以外の言語を母語とする人たちよりは覚えるのがたぶんかなり簡単なんですけど。

実際には、親がエスペランティストで、エスペラントで育てられる人もいるらしく、そういう人は母語がエスペラントということになります。

世界三大投資家の一人、ジョージ・ソロス氏の父親はエスペラントの活動もしていた人で、ジョージが子供の頃は家庭内ではエスペラントで会話していたとか。「Soros」という姓は1936年に「Schwartz」から改名したもので、エスペラントの「sori(気流に乗って上昇する、滑空する)」という動詞の未来形で「soros」、また一家が暮らしていたのはハンガリーですが、ハンガリー語において「soros」は英語の「next」の意味となるそうです。

そうはいってもエスペラントが母語というのはまれなことで、たいていの人にとってはあとから学ぶ言語なわけです。それも、誰かに強要されたわけでもなく、必要に迫られたわけでもなく、各々に何かのきっかけや興味があって、勉強しはじめる言語です。しかも、ある人が作った人工言語。人工言語でもコンピュータ言語を覚えたら仕事にできるかもしれないし、他の言語でもそれを仕事にすることはできるけど、エスペラントはあまり仕事にはなりません(なる場合もあるけど)。それでもどういうわけか勉強してしまう。それがエスペラントの面白いところの一つだと私は思います。

にほんブログ村 外国語ブログ 多言語学習者(学習中)へ
にほんブログ村
posted by ごー at 23:04| Comment(0) | エスペラント | 更新情報をチェックする

2023年11月23日

Jouko Lindstedt『La Helikoj』、それからフィンランド人の名前について

エスペラントについて調べ物をしていた時に、こんな短編小説というか随筆(?)を見つけました。

Jouko Lindstedt
LA HELIKOJ

https://tekstaro.com/t?nomo=artikoloj-el-monato&uzistreketojn=0&tipo=&sekcio=monatotri-006918&antauasekcio=1&postasekcio=1

「Monato」というエスペラントの月刊誌に掲載されたもののようです。

Tekstaro de Esperanto」には、古いものから新しいものまで、エスペラントの文章がたくさん集められています。検索して、研究に使ったりできるらしいです。
https://tekstaro.com/

毎回思うのですが、インターネットって便利だなあ……。その昔、エスペラントの文章を読もうと思ったら、まずは本や雑誌を買うわけですが、家の近所にそのような書籍を売っている店はないので、東京に行った時に買うとか通販で買うとか、そういう面倒臭さがあったわけです。エスペラントに限らず、英語やロシア語でも同じことでした。今はインターネットにつながっていさえすれば、いくらでもテキストを読めるし、誰かがしゃべっているのを聞くこともできる。なんて便利な世の中なんだ……。

さて、この文章の著者は「Jouko Lindstedt」です。ようこさん? 外国人と結婚した日本人の女の人か、あるいは日本風の名前を持つ女の人なのだろうと私は思いました。でも文章を読んでみると、書き手は男性のようなのです。

次に思ったのは次のようなことでした。エスペラントを使う人たちのなかには、「o」で終わる筆名やニックネームを持つのを好む人が多いのです。エスペラントにおいて、「o」で終わる言葉は名詞だからです。それで「Jouko」もそれの一種かなと思いました。

ところが! 調べて判明したところによると、「Jouko」はフィンランドの男性の名前なのでした。フィンランドには「アキ」とか「ミカ」とか、日本の女性名のような男性名がありますが、「Jouko」という名前もあるんですね……。

文章の内容は以下のようなものです。

「私の住む地区でかたつむりが大発生した。近所の人たちはさまざまなかたつむり退治法を考案し実行していた。かたつむりは家庭菜園の野菜や庭の植物を荒らすし、放っておいて他の家の庭に行かれでもしたら近所迷惑になるので、我が家でもかたつむりを退治しなければならない。妻は長靴をはいた足で、かたつむりを踏み潰す。四歳の娘マリアはそれを面白がり、外出中に見つけたかたつむりまで踏み潰す。ところがある日、娘はかたつむりも生き物であり、自分と同じように家族がいるのかもしれない、ということに気づくのであった」

子供の残酷さと優しさを私は感じました。「優しさ」をこの子のようにあとから学ぶ子供もいれば、たぶん生まれながらに知っている子もいるのだろうと私は思います。

「Infano ne rajtas vidi amoradon kaj mortigadon.」と、この文章の中の「私」は考えてみたりもするのですが、それはどうなのかな? いずれ知ることになる日までは、見せてはいけないということ? そして、そもそも子供に見せたくないことを大人はやっているということ? 人間って面倒臭くてやっかいな生き物だなと思いました。

にほんブログ村 外国語ブログ 多言語学習者(学習中)へ
にほんブログ村
posted by ごー at 08:09| Comment(0) | エスペラント | 更新情報をチェックする

2023年05月23日

地球の歩き方、ムー『異世界(パラレルワールド)の歩き方』

雑誌「ムー」と旅行案内書「地球の歩き方」は同い年、1979年に創刊されました。この二つが同じ系列の会社となり、地球の歩き方の社長がかつてムーの編集者だったことから、このコラボが実現したとのことです。






地球には不思議なもの、場所がたくさんあります。

かつては人がたくさんいて賑わっていた場所から、いつの間にか人々がいなくなり、何百年、何千年とたってから発見されたりします。そしてそれぞれの遺跡について一生かけて研究している人たちがいて、その結果を私たちはこういう本を通して知ることができます。

人間が作ったものも素晴らしいですが、自然が作り出した光景も見事で、どのページを見てもとても興味深いです。

外国旅行のガイドブックには旅の会話集がつきものですが、この本にはエスペラントの会話集が収録されています。エスペラント会話集を載せることにした編集者の人、すごい! これを見てエスペラントに興味を持つ人が増えるといいなと思います。

にほんブログ村 外国語ブログ 多言語学習者(学習中)へ
にほんブログ村

以下はただの思い出話です。

この本を知ったきっかけと買った日のこと

2022年の5月に、「ムー」と「地球の歩き方」のコラボ本があると教えてもらいました。ほしいなあと思ってアマゾンを見に行きましたが、ちょっとお高くて全ページ色刷り。宝くじが当たったらiPadを買って、それからこの本を買うことにしよう、と思いました(紙の本はかさばるのでなるべく買いたくないのです)。

2022年6月12日、日曜日。夜。私はパソコンの前にすわり、YouTubeでピューマのメッシ(https://www.youtube.com/@Iampuma)の生放送を見ていました。私の数少ない生きがいの一つです。ところが、メッシを見ている最中にどういうわけかアマゾンの売れ筋ランキングを見たくなってきました。

それで「Kindle本の売れ筋ランキング」を見に行ったら、この本が二位だったのです。わー、売れてるんだ!と思ってよく見ると、なんとかなりお安くなっていたのです。私が即購入したのは言うまでもありません。これは「引き寄せの法則」が発動したのかなと思いました(←いや、単なる偶然であろう)。

「ムー」の思い出

初めて「ムー」を買ったのは、小学生の頃かあるいは既に中学生だったか。本屋で見かけて、ちょっとあやしいなあとは思ったのですが学習と科学の学研だし、あまり間違ったことは書かれていないのだろうと思いました。ちなみに「学習と科学」は本屋では売られていなくて、販売員が届けてくれるのでした。私は5年生と6年生の時に「科学」を買ってもらっていましたが、「科学」の付録は面白いけど「学習」の方が読むところがたくさんありそうで、「学習」を買ってもらっている同級生がうらやましかったです。

「ムー」には不思議な話がたくさん載っていて面白かったです。幽霊、UFO、謎の動物……。ポルトガルのファチマという地名を覚えたのもムーがきっかけでした。それで、実際にポルトガルに行くまで、私が知っているポルトガルの地名は、リスボン、ポルト、ファチマの三つだけでした。ノストラダムスの大予言とか、悪魔の数字666とは商品につけられるようになったバーコードのことである、なんていう話も好きでした。

ヨガ教室の様子が掲載されていたこともあります。布を飲み込んで腹筋を動かす、という写真が載っていました。ヨガってこんなこともするのかと驚いた記憶があります。東京にはこういうヨガ道場があるのか、見学に行ってみたいものだと思いましたが、東京は当時の私にとっては遠すぎるうえに、上野と銀座以外の場所はよくわからないので、ヨガ道場のことはそれきり忘れてしまいました。

それから十年後。家に電話がかかってきました。なんとあのヨガ道場がうちの近所にもあるらしいのです。今入会されると特別に「聖水」をさしあげます、と言われました。その「聖水」とは教祖の風呂の残り湯であるという噂を聞いていましたので、もちろん断りました。しかし、どこから電話番号が知られたのでしょうか。電話帳にある番号にかたっぱしからかけていたのでしょうか。謎です。

1980年代でしたか、文通欄に「私は戦士。戦士の記憶のある人、連絡ください」みたいな投稿がたくさんありました。私にはそんな記憶は一切ないので、戦士や姫の記憶のある人たちがとてもうらやましかったです。

「地球の歩き方」の思い出

外国旅行に行く時、この本は便利でした。分厚いけれども、バスの乗り方も詳しく書かれていたりして。

ある時、ある人から「地球の歩き方 ポルトガル」をいただきました。それで、その本を持ってコインブラに行きました。

ブルーノ・アレイショがコインブラ生まれ、コインブラ在住なので、一度は行ってみたかったのです。



coimbra1.jpeg

無防備に昼寝する犬。犬や猫がこんなふうにくつろげるのはいい街である証拠だと思います。

coimbra2.jpeg

coimbra3.jpeg

コインブラは大学が有名だというので行ってみました。

coimbra4.jpeg

「地球の歩き方」を持って大学構内をうろうろしていたら、声をかけられました。「あっ、日本の人だ、こんにちは!」「こんにちは!」「こんにちは!」

日本人の旅行者の人たちでした。図書館は素敵だから、絶対に見た方がいいわよと教えてくれました。

一般的には、外国でガイドブックを見ながら歩き回るのは詐欺師に狙われやすくなるのでよくないと言われますが、こんなこともあるんだなあとうれしく思いました。
posted by ごー at 01:40| Comment(0) | エスペラント | 更新情報をチェックする