「ロボット」って、カレル・チャペックが作った言葉のはず。英語では「robot」だし、ロシア語では「робот」だ。なぜポルトガル語では「robô」なの? 最後の「t」はどこへ行ってしまったの?
robô (Michaelis On-line)
https://michaelis.uol.com.br/moderno-portugues/busca/portugues-brasileiro/robo
「ETIMOLOGIA
tcheco robot, via fr robot. 」
とあるので、フランス語の「robot」は語末の「t」を発音しなくて、それをそのまま文字にしたという感じか。
新しい事物の名前が、どのように決まっていくかというのは興味深い。
たとえば、タブレット型端末。英語だと「tablet」で、他の言語でもそれと同じか似たような言葉を使っている場合が多いと思われるのだが(←面倒くさいので調べない)、ロシア語ではなぜか「планшет」。フランス語の「planchette」の音を写したもの。
研究社露和辞典には「планшет」の訳語として、次のように書かれている。
1〘測〙測量図製図板,測量平板.
2 測量図.
3 (表側が透けている)地図入れ.
英和辞書で「planchette」を引いたら、「自動書記[こっくり]板」とあった。外国のこっくりさんをやってみたいなあ。
2015年の議論ですが、
Topic: Планшет(ник)/таблетка(Лингвофорум)
https://lingvoforum.net/index.php?PHPSESSID=qu04bgquoe1ou23m9kpqkri2q7&topic=79389.0
「планшетникと言っていたこともある」とか「таблеткаを聞いたことがある」と書いている人もいるけど、планшетの人が多いみたいだ。タブレット型端末が出始めた頃は「планшет」とはっきり決まってはいなかったのかな?
他に、昔はなくて今はあるものとして、「スマートウォッチ」があるが、これは「смарт-часы」だったり「умные часы」だったりする。「умные часы」という名前だと、とても賢くて頼りになりそうだ。
なぜ、ロシアでは「планшет」になったかというと、「таблет」や「таблетка」では「錠剤」と混同されるからだと思われます。たぶん。
「tablet」は英語でも「錠剤」の意味があるけど、ある種の板状のものも「tablet」。ロシア語である種の板状のものを指す「табличка」「табло」という言葉があるが、「таблет」と「таблетка」は「錠剤」。「таблет」は辞書には「(旧)」とあるので、今は使わないのかな?
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