2023年02月05日

穴熊は太っている?

Игорь Шевчук著、Алексей Долотов絵『Кот в мешке』という子供向けの詩集を少しずつ読んでいます。

「кот в мешке」袋の中の猫。辞書には「得体の知れぬもの」とありました。

こういう本はまず文章があって、その文章に合った絵を画家が描いていくというのが普通らしいのですが、この本はまず最初に絵があって、その絵に合った詩を詩人が作っていくという方法で作られたとのことです。

とにかく絵がかわいい! 猫がいっぱい、ねずみ、はりねずみ、犬、いろんな鳥、いろんな虫。絵を見ているだけでも楽しいです。

Алексей Долотов氏の絵はこんな感じです↓

Художник-иллюстратор Алексей Долотов
https://dzen.ru/a/XvdAlA0T3XjiGV8Z

かわいいにゃー🐱💕

詩の方はというと、6歳以上向けと裏表紙には書かれていますが、永遠の5歳児であるごーちゃんにはちょっと難しいです。作者の造語もあるし、言葉遊びもあるし。しかし、意味が全部わからなくても、音読したら楽しいです。

今日読んだところに「барсук」という言葉がありました。辞書をひいたら「アナグマ」と書いてありました。なるほど……と思ったけど、たぶん明日には忘れているでしょう。

英語ではなんというのか辞書を見てみたら、「badger」とありました。これもたぶん三日後には忘れているでしょう。

しかし、私はポルトガル語の「アナグマ」は知っているのです。忘れないのです。「texugo」です。

以前、ポルトガル語教室に通っていたことがあります。ある日の授業は「人の特徴を動物に例える」というもので、「ライオンのように勇敢」とか「山羊のように醜い」(←これは山羊に失礼だろう)などを覚えました。その中に「穴熊のように太っている」というのがあったのです。穴熊ってそんなに太っているかな? 日本語だったら「豚のように太っている」と言うでしょうか。

ついでながら、ポルトガル語で「太っている」は「gordo」で「やせている」は「magro」なんですが、「太っている」はポルトガル語で何と言うのだったかなと思った時に、私の頭にまず浮かんでしまうのが「magro」なんです。「まるまる太ったマグロ」が頭に思い浮かんでしまうのです。そこで、あっ違った、「magro」ではなくて「gordo」だ、と思い出すわけです。木曜日と金曜日を混同するのと同じで、何年たってもまったくだめです(過去記事『金太平良』https://kotobanobenkyo.seesaa.net/article/471019626.html)。

授業が終わったあと、ある生徒がこんなことをつぶやきました。

「僕は実用的なことを学びたくてこの教室に来ているんだけどなあ。『texugo』なんて覚えたくないんだけどなあ」

こんな思い出があるので、あの日に覚えた「texugo」という言葉を私は今に至るまで忘れてはいません。実用的なことはすぐに忘れるのにね。

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posted by ごー at 01:17| Comment(0) | ポルトガル語とロシア語 | 更新情報をチェックする

2022年06月04日

ナザレ, Nazaré, на заре.

どこかへ行きたいという欲がなくなった。

若い頃は、いずれ富士山に登ってみたいとか、四国八十八か所巡礼の旅をしたいとか思ったものだけど、実際に富士山に登った人の話、お遍路さんをした人の話を聞いたら、それで満足してしまって、自分で行きたいとは思わなくなった。

もしお金が余っていたら、どこかへ行きたくなるのかな? いや、家で寝ているほうがいいな。

一か所だけ、過去の旅行で一泊しかしなかったのを残念に思っている場所がある。

昔行ったポルトガルのナザレ。

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今からまた行きたいというわけではなく、昔に戻って、そこで三泊四日くらい過ごしたい。

ある日YouTubeを見ていたら、ある歌の動画が現れた。ソ連時代の歌。シンセポップという分野らしい。



なるほど、とても80年代っぽいなあと思いながら聞いていたのだけど……

「ナザレ、声が私を呼ぶ」

という歌詞に心をつかまれた。これは私のための歌だ!

落ち着いて考えれば「Nazaré」ではなく「На заре」と言っているのだとすぐわかる。

でも私は
「На заре голоса зовут меня」

「Nazaré, vozes chamam-me」
と勝手に変換して、これは私のための歌だと思う。

歌詞の他の部分も、「ナザレ」に合っているような気がする。ナザレの朝焼けを想起するのもよい。

この曲を作ったのは、動画の中でキーボードを演奏しているサングラスの人、Олег Парастаев。

https://ru.wikipedia.org/wiki/Парастаев,_Олег_Заурович

2020年版。(英語字幕あり)



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posted by ごー at 07:39| Comment(0) | ポルトガル語とロシア語 | 更新情報をチェックする

2021年03月26日

Орëл и Решка『Неизведанная Португалия』ナザレの旅

『Орëл и Решка』というテレビ番組がある。YouTubeでも見られる。

私はずっとロシアのテレビ番組だと思っていたのだが、実はウクライナで制作されているのだとか。

登場人物は二人。二人は週末を世界のどこかの街で過ごすのだが、街に到着したら、まずコインの表と裏どちらが出るかを当てるゲームをする。

この遊びを「орëл и решка」という。「орëл」が表。ロシアのコインの表には双頭の鷲が描かれているので。「решка」が裏。このゲームでは、コインの金額が書いてある方のこと。なぜрешкаと呼ばれるのかについてはいくつかの説があるようだ。

このコイン当てゲームで見事当てると、クレジットカードを渡され、贅沢な週末を過ごせる。外れた方は100ドルを渡されるので、この金額で収まるように過ごさなければならない。

最近、この番組のポルトガル編があった。私はロシア語とポルトガル語に興味があるので、さっそく見てみた。



今回の登場人物はイヴァン・ドルンとアレクサンドル・グドコーフ。イヴァンはコイン当てで勝ったので贅沢旅行。アレクサンドルは100米ドル分のユーロ(この時点では87.76ユーロ)を渡される。

舞台はナザレ。ポルトガルの大西洋岸のちょうどまんなかあたりにある漁村。大きな波ができるので、サーファーにも人気の場所。

私は2015年の11月にここへ行ったのだった。バスでファティマへ行き、お参りと博物館見学をしてから、またバスに乗ってナザレへ。夜到着して一泊して、翌日観光という日程だった。ナザレは小さいけれどとてもいいところで、一泊だけの旅にしてしまったのを今でも残念に思っている。そして魚の干物を買わなかったのを後悔している。

ここのおばさんたちは伝統的な衣服としてミニスカートを着用していることで有名なのだが、7枚重ねであること、そして手仕事であるために高価なものであるというのは知らなかった。

イヴァンの宿泊先は、少し内陸に行ったところにあるブサコ宮殿。豪華ですごいなあ! ここには日本のエンペラーやアガサ・クリスティーが宿泊したことがあるという。博物館にあるような家具を実際に使ってもいいとは、なんとも贅沢だ。これで一泊650ユーロ。目の玉が飛び出るほど高くはないというのにまた驚かされる。(私には縁のないことだけど……。)

アレクサンドルはお土産売りのおばさんに紹介された宿へ行く。50ユーロのところを値切って40ユーロにしてもらうのだが、これだけの設備があれば50ユーロでも悪くない感じだ。

翌日、アレクサンドルはバスでファティマへ。イヴァンはコインブラへ。イヴァンはポルトガルの大学の伝統「praxe(新入生いじめ。ブラジルではtrote)」をちょっと体験。ポルトガルのこの習慣が私は大嫌い。そんなことをする暇があったら、学生は勉強をした方がいいと思う。これを行うことによって、学生たちの一体感が高まるのだとか言うひともいるけど、そうかな?

この番組では紹介されていないが、ナザレという町の名前のもとになった聖母子像を巡る物語、鹿狩り中の貴族を転落から救った聖母マリアの伝説など、ナザレには面白い話がある。

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ナザレ、また行きたいなあ。

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posted by ごー at 21:45| Comment(0) | ポルトガル語とロシア語 | 更新情報をチェックする