わりと長く生きているような気がしますが、世の中には私の知らないことばかりで毎日驚いています。
「内田洋行」「内田洋行」という会社があります。この社名について私は、創業者が「うちだようこう」さん、あるいは「うちだひろゆき」さんなのだろうと思い込んでいました。「マツモトキヨシ」が創業者の名前を社名にしているのと同じように。
昨日、インターネットを見ていた時に、中国には「◯◯洋行」という社名の会社があることを知りました。
えっ! では「内田洋行」はもしかして……。
「内田洋行の歴史」というページを見てみました。
https://www.uchida.co.jp/company/corporate/history.html『洋行』とは、中国語で“外国人の店”という意味をもちますが、それと同時に、当時は多くの人々の挑戦意欲をかきたて、未知の領域に挑む、“フロンティアの気概”がイメージされることばでした。
と書かれています。「ようこう」さん、「ひろゆき」さんのことではなかったのか……。創業者は内田小太郎氏だとのことです。
「チーズタッカルビ」四、五年前くらいのことでしょうか、「チーズタッカルビ」という韓国料理がはやっているというのをテレビでたびたび見ました。
「カルビ」というのだからきっと牛肉の料理なのだろうと私は思いました。その頃の私は牛肉をなるべく食べないようにしていたので、自分には関係ないことなのだと思っていました。
Duolingoの韓国語を少しやってみて知ったのですが、「タッ(닭)」というのは「鶏」のことなのでした。そして「カルビ」は「ばら肉」のことなのだそうで……。
鶏肉料理だったとは……。一度くらい試してみればよかったと後悔しています。しかし、材料を揃えれば家で作るのも難しいものではないようです。
「おしょくじけん」これは子供の頃の思い出です。
テレビからよく「おしょくじけん」という言葉が聞こえてきました。「おしょくじけん」で何かよくないことをした人たちがいるようなのです。
「おしょくじけん」ってデパートの食堂で渡される小さな紙のことだと私は思いました。あの「おしょくじけん」を使ってよくないことをしている人たちがいるなんて!と私は驚きました。
「汚職事件」と「お食事券」が別物であることを知ったのは、だいぶあとになってからのことでした。
「だいじん」これも子供の頃の思い出です。私は四歳か五歳くらいだったかと思います。
私は祖母と一緒に街道を歩いていました。時々、道の両側に、大きな白い家があることに私は気づきました。
私は自分から話しかけることがめったにない子供でしたが、その時は珍しく祖母に話しかけたのでした。
私「おばあちゃん、あの白い大きなおうちはなあに?」
祖母「あれは『おくら』というのだよ」
私「おばあちゃんのおうちに、おくらはないねえ」
祖母「おくらがあるのは『おだいじん』のおうちだよ。うちはおだいじんではないから、おくらはないんだよ」
おだいじん? おだいじんってテレビに出ている背広を着たおじいさんたちのことだよね、あの人たちはこのあたりに住んでいるのか、と私は思いました。
「大尽」と「大臣」が別物であることを知ったのは、それからだいぶたってからのことでした。
他にも勘違いしていたことはたくさんあり、今に至るまで勘違いしたままのこともたくさんありそうです。本を読み、辞書を読み、人の話を聞いて、勘違いを正していきたいものだと思います。
https://kotobanobenkyo.seesaa.net/article/500339391.html私が勘違いしていたこと