2025年04月01日

スタジオジブリの映画『風立ちぬ』とユーミンの『ひこうき雲』、そして……

スタジオジブリの映画『風立ちぬ』を見ました。最近の映画のような気がしていましたが、公開されたのは2013年でした。もう十年以上たっていたのでした。年月のたつのが早過ぎます。






私はジブリの映画をすべて見たわけではありませんが、今まで見たジブリ映画の中では一番よかったです。途中で眠らなかったし。『千と千尋の神隠し』と『崖の上のポニョ』は映画館で見ましたが、途中で寝ました。他のものはビデオを借りて見ましたが、やはり寝ました。しかし、『風立ちぬ』は最初から最後まで眠くなりませんでした。自分の映画鑑賞能力が年齢とともに向上したのかもしれません。

私にとってジブリの映画は、どういうわけか、「画面の人がしゃべっているように見えない」のですが(『紅の豚』はよかったけど)、今回は勉強のために外国語の吹き替えで見たので、問題ありませんでした。

飛行機、風など、実写ではこういう表現はできないのだろうなあと思うと、アニメーションの力を感じました。

最後にユーミンの『ひこうき雲』が流れます。これを聞いた時、私はほとんど泣きそうになっていました(やっとのことで涙をこらえた)。この歌のためにこの映画が作られたのではないかと錯覚してしまうくらいに、映画の内容とぴったり合っていましたので。そして、今まで私はどちらかというとユーミンの歌声は苦手だったのですが、このまっすぐな歌い方がいいのだと数十年たって初めて気づきました。

この歌を聞きながら、「これ、あの曲に似ているな」と私は思いました。英語の歌で、オルガンの音が印象的で、歌詞の中に「fandango」が出てくる……。

『青い影』でした。

インターネットのない時代に『青い影』がどんな曲だったかをつきとめるには、レコード屋に行き、レコードかテープかCDを買う(しかし必ず店にあるとは限らない)、ラジオでかかるのを待つ、リクエストを受け付けているラジオ番組にリクエストして採用されるのを待つ、音楽に詳しい人に訊く、といった方法が考えられましたが、今はインターネットですぐ聞けて、歌詞も読めるし、曲にまつわる逸話も読めたりします。すごい時代だなあと思います。

初めて歌詞を読みました。

『青い影』の原題は「A Whiter Shade of Pale」。イギリスのバンド、プロコル・ハルム(Procol Harum)の曲です。

歌詞を読む前に私が勝手に想像していたのは「月明かりの下、ファンダンゴを踊る二人。その影が青く伸びている」といった光景でした。しかし、実際には違いました。

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ラベル:英語 日記 映画
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2025年02月24日

元気が出る魔法の言葉

私は特に野球が好きだというわけではありませんが、ヤクルトスワローズのつば九郎とつばみ、中日ドラゴンズのドアラはかわいいなあと思っていました。ドアラはチェブラーシカに似ているし。

子供の頃は、西武ライオンズのライオン(ジャングル大帝のレオ)が好きでしたが、あれはかわいいというよりかっこよかったのでした。






今月の初めに、つば九郎の四月中旬までの活動が休止との発表があり、19日に、つば九郎を支えてきた人が永眠したというお知らせが球団から出されました。

球団からのお知らせ
https://www.yakult-swallows.co.jp/news/detail/30677

この方は1994年からずっと、つば九郎を支えてきたのだそうです。30年間。

つば九郎とつば九郎を支えてきた方は、30年にわたってスワローズを見守り続けてきたのです。野球選手は他のチームに移籍したり、引退するのも他の仕事に比べれば早いですから、多くの出会いと別れがあったことだろうと思われます。

つば九郎が毎日ブログを書き続けてきたことを、私は今になって知りました。

BUAZA つば九郎ひと言日記
https://ameblo.jp/2896-blog/

この日記はいつの頃からか「みんなえみふる。」という言葉で締めくくられるようになっています。「えみふる」とは「笑みfull」、つまり「笑顔がいっぱい」という意味なのだそうです。

私はいつも不安で元気がなく、もうこの世では生きていけないという考えにとらわれています。

ところが、不安が大きくなってどうしようもなくなった時に、この「みんなえみふる。」という言葉を思い出したら、どこからともなく元気と勇気が湧いてきました。今日出会う人、世界中の人、あらゆる生き物、そして私も「みんなえみふる。」。

「みんなえみふる。」をお守りにしたら、私はもう少しなんとかやっていけそうな気持ちになってきました。

つば九郎、そしてつば九郎を支えてきた方、どうもありがとうございます。






#つば九郎 - ブログ村ハッシュタグ
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ラベル:日記
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2025年01月05日

読書記録 Eliza Orzeszkowa『Marta』

Привет! Saluton! 遅読なごーです!😃

私が読んだのはロシア語訳
https://librebook.me/marta/

それからエスペラント訳
https://www.gutenberg.org/ebooks/61860

2022年の秋に読み始めたものの途中で投げ出してしまい、2023年の夏からまた読み始めて、やっと読み終わりました。いつものことですが、一冊読むのに(ロシア語訳とエスペラント訳を読んだのだから、二冊といってもいいのかな?)時間かかりすぎです。もっと集中して読書できるようになりたいです。

19世紀の外国の話なので、どういうものなのかよくわからない事物も多くて解読するのが大変でしたが、大変だけれど楽しかったです。

作者の名前が、ポーランド語ではEliza Orzeszkowa、ロシア語ではЭлиза Ожешко、エスペラント訳の表紙にはEliza Orzeszkoと書かれています。ロシア語ではЭлиза Ожешкова、Элиза Оржешкоという表記もあるみたいなんですが。どうしてこんなにいろいろな書き表し方があるのでしょうか。詳しい人がいらしたら教えていただきたいです。

フランス語訳表紙。






英語訳表紙。






この小説は、かつて日本でよく読まれていたそうで、映画も作られたようです。
↓こちらのページに詳しく書かれています。

『寡婦マルタ』とその受容(東北大学の後藤斉名誉教授のページ)
https://www2.sal.tohoku.ac.jp/~gothit/historio/marta.html

舞台は19世紀後半のポーランド、ワルシャワ。幼い娘を抱えた若い未亡人マルタが、生活のために職探しをします。しかしなかなかいい仕事が見つかりません。

マルタは大事に育てられて、結婚相手もいい人だったので、とてもまともで誇り高い女性だったのです。しかし……。

この小説は岩波文庫にあってもいいくらいのものだと思います。どなたかポーランド語わかる方に訳していただきたいものです。みんな読んだ方がいいです。しかし、心の弱っている時には読まない方がいいです。

さて、最後まで「マルタ」を読むと、レフ・トルストイの「アンナ・カレーニナ」のことも思い出してしまうわけですが(二人とも黒髪の美人だし)、「マルタ」が発表されたのが1873年、「アンナ・カレーニナ」の執筆が始められたのも1873年だそうです。不思議な偶然の一致。アンナ・カレーニナはあんな衣食住に恵まれた生活をしていたのに、何をやっているのだと怒りがわいてきます。しかし、考えようによっては、数年間とはいえ、好きな人とお互いに尊敬、尊重し合いながら生活していたマルタの方が幸せだったのかもしれません。う〜ん、でもやっぱり二人とも気の毒だ……。

マルタだって、栄養状態がよければ↓こんな感じだったかもしれません。いや、もっと優しい顔つきかもしれない。

Portrait of an Unknown Woman
イヴァン・クラムスコイ - [1], パブリック・ドメイン, リンクによる



『マルタ』の作者エリザ・オジェシュコヴァは、1905年、ノーベル文学賞候補になりました。この時、レフ・トルストイも候補になっています(トルストイは第一回の1901年から1906年まで毎年候補になっていました)。この1905年にノーベル文学賞を受賞したのはポーランドの作家ヘンリク・シェンキェヴィチでした。

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posted by ごー at 22:20| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする