無料でこんなに面白いものを読めるなんて、よい時代だと思います。
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くまちゃん、本名「くまの くまた」は山に住んでいるくまです。くまちゃんは本が大好きなので本屋で働きたいと思い、本屋の求人に応募して見事採用されます。
本屋の仕事は力仕事もあり接客もありとても大変そうですが、店長も同僚もいい人たちで、私もこういう職場で働いてみたかったなと思ってしまいました。
ある日お店に二人の外国人が来ます。そして、日本語でも英語でもない言語で店長に話しかけます。
そして、店長もその日本語でも英語でもない言語で返事をするのです!
これは私にとって夢みたいな状況です。
人が母語以外にもう一つ別の、世界共通の言語を覚える。そして母語が違う人と出会った時にその言語で会話する。
現在は、英語さえわかれば世界中の人と交流できると思われていて、実際にそういう面はあるのですが、英語ではだめなのです。世界中の誰にとっても母語ではない言語でなくては。
日本語が世界共通語になるというのなら、私はそれを受け入れますけど(←ずいぶん自分勝手な!)。
くまちゃんが「悲しい」という言葉を覚える場面も印象深かったです。もし私が「悲しい」という言葉を覚えなかったら、悲しいという気持ちに名前がついていることを知らなかったら、今のように頻繁に悲しい気持ちにはならないのでしょうか。それとも悲しい気持ちをかかえて、もやもやした思いの中で過ごすのでしょうか。

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