2024年12月23日

サンタクロースについて

私はサンタクロースの存在を信じていたことがありませんでした。なぜなら、サンタクロースは煙突から家の中に入ってくるということになっているのに、うちには煙突がなかったからです。

ある年のクリスマス前夜、「あっちの部屋で音がしたよ。サンタさんかもしれないよ」と親に言われ、明かりのついていない部屋に入ってみると、布団の上に「魔女っ子メグちゃん」の紙芝居が置かれていました。弟へのプレゼントはミニカー用の立体駐車場でした。他の年にもプレゼントをもらっていたのだろうと思われますが、この時のことだけがとても強く印象に残っています。その時も、「これは親が用意してくれたものだ」とはっきりわかっていました。

そののち、高校生の頃、「サンタクロースはフィンランドに住んでいる。サンタクロースにあてて手紙を書くと返事がもらえる」というのを雑誌で読んで、手紙を送り、返事のカードをもらったことを覚えています。

サンタクロースの存在は信じていなかったのに、なぜかピーターパンは実在すると十歳くらいの頃まで思っていました(←変な子供)。

日本では「サンタさん」と呼ばれたりしますが、頭の中で勝手に「参太さん」とか「三太さん」に変換しているのは私だけでしょうか。

英語でも略して「Santa」と言うらしいです。

最近、イギリスで、サンタはいないと語って子供たちを泣かせてしまった司祭が謝罪する、という出来事がありました。

Vicar apologises after telling sobbing children ‘Santa isn’t real’
https://www.independent.co.uk/news/uk/home-news/hampshire-vicar-santa-claus-isn-t-real-christmas-b2664558.html

意外とみんな信じているものなんですね。

イギリスでは「Santa Claus」以外に「Father Christmas」という呼び方もあるらしいのですが、実は別人らしい。

ブラジルでは「Papai Noel」、ポルトガルでは「Pai Natal」と言うそうです。「Noel」はフランス語?

ロシアには「Дед мороз」(厳寒じいさん?)がいまして、サンタクロースに似てはいるけど実は別人のようです。Дед морозは「Снегурочка」(雪子? Снежанаという女性名があって、これが雪子あるいは雪という日本名に相当するらしい)という女の子を連れています。私はこの子はおじいさんの孫だと思っていましたが、研究社露和辞典で「снегурочка」を見てみると、

(ロシア民話の)雪姫(雪で作ったら生命を得て動きだしたという、Дед-Морозの娘)


とありました。娘だったのか! Снегурочкаが誰かなのかについては諸説あるようです。

子供の頃、↓この本を読んで、






上手に作れたら動き出さないかなあと願いつつ雪像を作ってみたことがありましたが、ちっとも動きませんでした。

エスペラントでは、サンタクロースのことを「Sankta Nikolao」、ヂェド・マロースのことを「Avo Frosto」と言うそうです。

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posted by ごー at 07:34| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
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