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「The Kids in the Hall」はカナダの五人組のコント集団です(日本で言うところのドリフターズみたいな感じ? ドリフは音楽のバンドでもありますが)。
1989年から1995年までは、このグループ主演でグループ名と同じ名前の「The Kids in the Hall」というテレビ番組がカナダとアメリカで放送されていました。この番組はその後もたびたびテレビで再放送されました。1988年にはパイロット版も製作・放映されていたようです。2022年にアマゾンプライムビデオで新作が発表されました。
『Brain Candy』は1996年の作品で、このキッズ・イン・ザ・ホールが主演。脚本にも携わっています。もう30年近く前の映画です。いつのまにそんなに時間がたってしまったのか……。この頃の人々の服装が今より上品に見えてしまうのは、私だけでしょうか。
舞台はとある製薬会社。その会社の、ある研究室では、抗うつ薬の開発が進められていました。まだ研究段階ではありますが、なかなかよい結果が出ているようです。被験者の一人に、俳優のブレンダン・フレイザーがいます(こういうのを「カメオ出演」というのですよね?)。
早く成果を出したい社長の意向で、研究が完了していないのにもかかわらず、この抗うつ薬は大々的に販売されることになってしまいました。
宣伝部の計画に従って、主任研究員のクリスがテレビ番組に出演します。観客席の人々から質問を受け付けますが、どの質問も薬とは関係ないものばかり。クリスはしまいには、薬とはまったく関係ないテレビ番組のプレゼンターのようなことまでやらされます。
社長の思惑通り、この抗うつ薬は大成功をおさめるのですが、実はこの薬には重大な副作用があったのです……。
以上が簡単なあらすじです。
キッズ・イン・ザ・ホールのメンバーの芸達者ぶりに目も心も奪われてしまいます。また、現在にもつながるいろいろなものが見えてきます(金儲け主義の会社、大勢に流され、本筋とは関係ないところに興味を持ってしまいがちな大衆、自分の性的指向を認めることができずに苦しむ人、等々)。日本も外国(この場合はカナダ)もあまり変わりはないのだなあと……。
昔、漫画の一コマか何かで、会社の給湯室で嫌いな上司のお茶に雑巾の搾り汁を入れる社員の図、みたいなものを見た覚えがありますが、この映画ではそれをもっとひどくした場面が出てきます。おそろしい……。飲み物や食べ物は自分で作るのが一番安全ですね……。
時々出てきて語る外国人のタクシー運転手がいます。私はこの人のセリフの、
The only way to be happy is to know you won’t be happy every single day.
というのが好きで、このセリフを聞きたいがためにこの映画を見るということがたびたびありましたが、今回は冒頭で語られる、彼の母親がよく歌ってくれたという、
Life is short, life is shit, and soon it will be over.
という言葉が印象に残りました。最近の私は、毎日これと同じようなことを考えていますので……。
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