若い頃は、いずれ富士山に登ってみたいとか、四国八十八か所巡礼の旅をしたいとか思ったものだけど、実際に富士山に登った人の話、お遍路さんをした人の話を聞いたら、それで満足してしまって、自分で行きたいとは思わなくなった。
もしお金が余っていたら、どこかへ行きたくなるのかな? いや、家で寝ているほうがいいな。
一か所だけ、過去の旅行で一泊しかしなかったのを残念に思っている場所がある。
昔行ったポルトガルのナザレ。
今からまた行きたいというわけではなく、昔に戻って、そこで三泊四日くらい過ごしたい。
ある日YouTubeを見ていたら、ある歌の動画が現れた。ソ連時代の歌。シンセポップという分野らしい。
なるほど、とても80年代っぽいなあと思いながら聞いていたのだけど……
「ナザレ、声が私を呼ぶ」
という歌詞に心をつかまれた。これは私のための歌だ!
落ち着いて考えれば「Nazaré」ではなく「На заре」と言っているのだとすぐわかる。
でも私は
「На заре голоса зовут меня」
を
「Nazaré, vozes chamam-me」
と勝手に変換して、これは私のための歌だと思う。
歌詞の他の部分も、「ナザレ」に合っているような気がする。ナザレの朝焼けを想起するのもよい。
この曲を作ったのは、動画の中でキーボードを演奏しているサングラスの人、Олег Парастаев。
https://ru.wikipedia.org/wiki/Парастаев,_Олег_Заурович
2020年版。(英語字幕あり)
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