花も葉もかわいらしい。見た目がよいので水槽に入れる水草として日本にやってきたのだが、自然の中に放たれ、繁殖してしまったのだという。両者とも繁殖力がものすごく、手作業では駆除しきれないので、水草刈取船というものを使い始めたとのこと。これらの草は地上でも繁殖するので、刈り取ったものの処分もまた大変。
安易に外来種を入れるというのは、とても恐ろしいことだとつくづく思った。今の日本には、野生のアライグマ、タイワンリス等がいるという。人間に連れてこられて、逃げ出して生き抜いたら、今度は外来種だとして駆除される。人間のやっていることは、動物、植物にとっても迷惑行為なのである。
私だって長距離移動する時に、靴底や服に何かの種をつけているかもしれない。その種が訪問先の土の中で芽を出すこともあるかもしれない。長距離列車や飛行機、船などに乗る前に、靴底をしっかりきれいにして、エアカーテンをくぐるような仕組みがあればいいのかも?
ロシアのアニメ「Смешарики(スメシャーリキ)」の「Некультурный」という話を思い出した。
くまのКопатыч(カパーティチ。копатьするからこういう名前なのだろう)は自宅の庭で野菜や果物を育てている。うさぎのКрош(クローシュ。кроликだからこの名前)と、はりねずみのЁжик(ヨージク。はりねずみだからこの名前)はカパーティチの家へ収穫の手伝いに行く。
畑の中に見慣れない花を見つけたカパーティチは、それを小さなバケツに植えて飾っておくことにした。実はそれが大変な植物で……というお話。
6分30秒の短いお話だけど、とても迫力があって何度も見てしまう。背景に流れているラジオの音声(専門家を招いた談話、ラジオ体操、音楽のリクエストコーナー)がうまくからまっている。
私はこれを見て「сорняк」という言葉を覚えました。

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