2024年11月27日

かげもと『ベンラート線のひみつ 黙字のひみつ』

無料で、しかも漫画でこういうものが読めるというのは、たいへんありがたいことです。






「ベンラート線」というのは、ドイツ語のある単語について発音が変わる、その境目にひかれた地図上の線のことなのだそうです。他の単語についてもシュパイアー線とかユルディンゲン線というのがあるのだとか。

アングロ・サクソンってドイツからイギリスに渡った人々のことなのだと知りました。ドイツ北部にいたアンゲル族とザクセン族なのだそうです。なんとなく、元からイギリスにいた人たちのことだと私は思っていました(←世界史の授業中にいつも寝ていた人)。最近あまり聞かないような気がするWASP(ホワイト、アングロ・サクソン、プロテスタント)も、元をたどればドイツの地の人々ってことなのか……。

↓2020年の2月に初めて見て、びっくりさせられた動画。

JA - アングロサクソン ミッション


「黙字」は単語の中の発音されない文字のことです(英語のhandsomeの「d」、wrongの「w」など)。それらがどうして発音されなくなったかについて、この漫画の中では解説されています。

発音しやすいように変化していったものについては、まあわからないこともないのですが、「ghost」に読まれない「h」がある理由というのがなんだか冗談みたいで……。言語って意外とちゃらんぽらんなところがあるものなんですね。

私は英語が嫌いで、嫌いというより憎んでおりまして、なぜかというと世界共通語ぶっているからです。まったく何様だよと思います。

それで、この漫画を読んで少し考えを改めました。英語が世界共通語ぶっているのには歴史、特にいくつかの戦争も理由として考えられますが、それ以外にも「文法が比較的簡単」、そしてこの漫画を読んで再認識したことですが「周辺の言語から単語を取り入れている」というのがあるのかな、と。

フランス語からの借入語が31パーセント、ラテン借入語が3パーセントということは、ゲルマン系言語の話者だけではなくラテン系言語を母語とする人々にとっても英語はなじみやすい言語だと言えると思います。

↓これを見ていたら、中国語、韓国語にも興味が湧いてきました。

日中韓共通語彙集
https://tcvd-asia.com/ja/

にほんブログ村 外国語ブログ 多言語学習者(学習中)へ
にほんブログ村
ラベル:読書記録 英語
posted by ごー at 06:10| Comment(0) | 英語 | 更新情報をチェックする

2024年11月24日

黄金郷、銀の国

ポルトガル語を勉強してよかったと思うことの一つは、いくつかの音楽用語について、確かにそういうものだと実感できるようになったことです。

フォルテ、フォルテッシモ、クレッシェンド、アンダンテ……。

「フォルテ」は「強く」、「クレッシェンド」は「だんだん強く」などと覚えてはいましたが、ポルトガル語を勉強しはじめてからは、それらが確かにそうであると実感できるようになったと言ったらいいのでしょうか。説明が難しいのですが……。

まあ、音楽用語を覚えたければイタリア語を勉強した方がいいのですけどね。

ロシア語を勉強してよかったのは、「ボリシェビキ」と「メンシェビキ」のどちらが「多数派」でどちらが「少数派」であるかを間違えなくなったことです(←えっ、それだけ?)。

南米にあるとされた伝説の土地「エルドラード(El Dorado)」。「黄金郷」と訳されたりもしますが、これはポルトガル語では「O Dourado」で、確かに「金(黄金)色の」という言葉が使われています。

いや、この言葉を真に理解したければ、スペイン語(カスティーリャ語)を勉強したほうがいいのです。

ロシアとウクライナには「Eldorado」という家電のチェーン店があるようです。電気製品のお店って、まるで黄金郷のように夢がありますね(←と思っているのは私だけではないはず)。

エスペラントはヨーロッパのさまざまな言語から語彙を取り入れているので、あっ、これはポルトガル語と同じ、こっちはロシア語と同じ、これは英語と同じ……といった具合に見つけ出していくのも、私にとっては楽しみの一つです。

ある時、エスペラントの文章を読んでいて「arĝento」という言葉に出会いました。辞書で見てみると「銀」という意味でした。

英語の「silver」にも、ロシア語の「серебро」にも、ポルトガル語の「prata」にも似ていないんだなあ、これは何語から来ているのだろう?

その時、私は、はっとしたのです。あの南米の国は?

「アルゼンチン」

アルゼンチンの国名は「銀」を表すラテン語の言葉から作られたのだそうです。「銀」と関係ある国名なんですね。

というわけで、エスペラントで「銀」は何というのかを思い出せなかったら、私は「アルゼンチン」のことを思い出せばいいわけです。






↑アルゼンチンについてはほとんど何も知らない私ですが、アルゼンチン出身のアストル・ピアソラのこのCDは何度聞いても飽きません。心がきゅーっとなったあとに解放されるというか、希望が見えるというか、そんな感じがします。

にほんブログ村 外国語ブログ 多言語学習者(学習中)へ
にほんブログ村


posted by ごー at 05:54| Comment(0) | エスペラント | 更新情報をチェックする

2024年11月18日

DuolingoのSuperを利用しました

ある日、Duolingoをやっていたら、Super(有料版)が三日間利用できるというようなことが表示されましたので、試しにやってみました。同時に、家族のスマホを借りて、スマホアプリのDuolingoもやってみました。

パソコンのブラウザ版Superでは「トレーニングルーム」というものが現れ、復習、発音練習、聞き取り練習、以前間違えた問題を直す、ストーリーズ、などが利用できます。復習やストーリーズは、すべて完了させたコースの場合、「デイリーリフレッシュ」でもできますが、デイリーリフレッシュは何日も続けて同じものが繰り返し出題されるので飽きます。「トレーニングルーム」の方が出題されるものの種類が多いように思われました。

スマホアプリにも「トレーニングルーム」はありました。それからアプリ版にはパソコンのウェブブラウザ版にはないゲームや「実績」がありました。「実績」は課題を達成するとジェムがもらえるみたいです。

無料版ではレジェンダリー問題を解く際にジェムを使いますが、有料版のSuperではジェムを使う必要はないようです。

三日間やってみての感想ですが、お金に余裕のある人、Duolingoを応援したい人は有料版を使うとよいと思います。まだ完了させていないコースの復習も手軽にできますし。私は応援したい気持ちはありますが、自分に何かあった時に解約が面倒そうなので、無料でいいかなと思っています(←同じ理由で自分用のスマホも持ちたくないのです。なんとも後ろ向きな思考……)。

それから、ブラウザ版とアプリ版では、脳みその違う部分が使われているような気がしました(←なんだそれ?)。

Duolingoでエスペラント、ロシア語、ポルトガル語についてはコースを完了させましたので、デイリーリフレッシュをぐるぐる繰り返しやっている状態です。エスペラントとロシア語については現在小説を読んでいるので、多少は語彙が増えて読解力も向上しているのかなとは思いますが、聞き取りや発話に関してはあまり上達を感じられません。英語やポルトガル語の本も読むようにしないといけないなとは思っているのですが、なかなか難しいです(←これは怠けるための言い訳であろう)。

インターネット上には教材がたくさんあるので、それらを活用して言語能力を高めていきたいものです。

にほんブログ村 外国語ブログ 多言語学習者(学習中)へ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村

posted by ごー at 08:54| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする