初めて電子書籍端末を見たのは十年以上前だったか、美容院の店長が見せてくれたのでした。こんな小さな機械の中にたくさんの本を詰め込めるなんてすごいなーと思いました。店長は「でも、紙の本を買うことはやめないと思う。だって本は『物』として手元に置いておきたいから」と言っていました。
それから別の場でも、kindleの端末を見せてもらう機会がありました。シールを貼ってきれいな外観にしている人もいました。
いいなー、私も電子書籍端末ほしいなーと思って、考え抜いた挙句に購入したのが、Kindle Paperwhite。2014年の4月のことでした。容量は4GB。
それから、32GBのKindle Paperwhite マンガモデルというのが発売されたので、2017年の4月に購入しました。今もこれを使っています。壊れません。丈夫です。今では私にとって、なくてはならないものです。
最初のうちは、ほしい本の電子版がなかったり、楽天のkobo用のしかなかったりで、ちょっと不便かなと思うこともありましたが、今はほとんどそう思うことがありません。
紙の本は買わなくなりました。いつの頃からか紙の本を買うと「これはいつブックオフに持っていこうか」と考え始めるようになってしまい、そう考えてしまう自分のことも嫌だったのですが、紙の本を買わなくなったらこの面倒臭い考えから解放されました。
電子書籍の店が閉鎖になることもありますが、Amazonは大きいし利用者も多いので、私が生きている間になくなることはないんじゃないかなと思っています(←甘い考えだろうか?)。
英語、ロシア語、ポルトガル語の、既に古典と呼ばれるようなものは、無料で入手できたりします。もちろん、日本語のも。kindle端末には辞書も入っているので、大変便利です。
しかし、ロシア語の文章を読む時に、少し困ることがあります。
ロシア語が全部わかる人には関係ない困りごとでしょうが……。
ロシア語は、アクセントの位置が難しいのです。
たとえば「слова」や「города」はその意味するところによってアクセントの位置が違います。この二つの単語の場合、単数生格と複数主格・対格はつづりは同じでもアクセントの位置が違ってくるのです。また、これは動詞ですが「узнаю」という言葉も、完了体なのか不完了体なのかで、アクセントの位置が違います
このアクセントの位置というものが私には難しいので、辞書で調べたらそれを書き留めておきたいわけです。でもKindleでは単語にハイライトすることはできても、一文字だけに印をつけるということができません。一応ノートに書き留めてはおくのですが、こういう時は紙の本の方が便利なのかもしれないなあと常々思っていました。
さて、昨日のことなのですが、「私にはパソコンという便利なものがあるではないか」ということに気づいたのです。
私のパソコンはApple社のもので、「Pages」というソフトウエアが入っています。これを使うと何かできそうです。
私が読むものは無料で読める古いものが主なので、インターネットのブラウザ上で読める形になっているものも多いのです。これを利用させてもらいます。
Pagesを起動して、新規に空白のページを作ります。そこにコピーしてきた文章を貼り付けます。
アクセントの位置を調べたら、そのアクセントのある文字を赤くすることにしてみました。


単語の意味を調べたら、「コメント」の機能を使って書き留めることにしました。調べた単語を選択してから上にある「コメント」の黄色いアイコンをクリックすると、ふきだしが現れるので、そこに調べた意味を書くことができます。
なんて便利なんだ! そして今までこのことに気づかなくて時間を損したと思いました。もしかしたらもっと便利な使い方があるのかもしれません。
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https://kotobanobenkyo.seesaa.net/article/504806140.html電子書籍は便利なんだけれど……。そしてパソコンを活用することを学ぶ