2024年02月19日

猫がマフィンを作る

猫がくつろいで気分のいい時に、前足で、もみもみ、ふみふみすることがあります。

これは、赤ちゃんの時にお母さんのおっぱいをもみもみしながら飲んでいたことを思い出しているとか、野生に暮らしていた先祖が草や落ち葉をふみふみすることによって、居心地のいい場所を作っていたことの名残りである等と言われています。

この特技を生かして、

犬にマッサージを施したり……

Issue 6: Cat massaging Dog ("Personal Massage Therapist")



マッサージの施設でマッサージ師として活躍したりします。

Cat give massage to human - ElephantNews



私も猫にマッサージされたいなあ……。

それで、↓の動画を見て知ったのですが、このふみふみのことを英語では「to make muffins」というらしいのです。

Guy Bought A Barn And Finds Out It Comes With A Stray Cat | The Dodo



マフィンを作る、か……。かわいい。英語では他に「to make biscuits」という表現もあるみたいです。

ロシア語では何と言うのかなと思い探してみたら、このような記事に行き当たりました。

Зачем кошки месят тесто лапками?
https://dzen.ru/a/W9RV5AYLjQCqn1jX

Замесить тесто」と言うらしい。

研究社露和辞典には

練粉をよくこねる


と書かれています。






ポルトガル語では?

amassar pãozinho」とか「amassar pão」と言うみたいです。「パンをこねる」。「pão」は大きいパンで「pãozinho」は小さいパンです(たぶん)。

Porque os gatos amassam pãozinho: 😼 5 significados



この動画では猫がパンをこねることの、五つの意味があげられています。

1 Quando estão felizes
(幸せな時)
2 Vínculo emocional
(感情的な絆)
3 Para descansar melhor
(よりよく休息するため)
4 Alongamento
(ストレッチ体操)
5 Marcação com feromônios
(フェロモンで印つけ)

比較的最近の表現かと思われますが、ふみふみする猫のことを日本語では「うどん職人」と呼んだりします。

猫がこねこねした生地で作った、マフィンやビスケットやパンやうどんを食べてみたいものです(手はよく洗ってね!)

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2024年02月14日

小説に私の思っていることが書かれている その1

本を読んでいて、自分が思ってもいなかった新しい視点を提示され、こういう考え方もあるのかと勉強になることもありますが、自分が常々考えていることが書かれていることもあり、それも興味深かったりします。

2022年の11月に、「日本におけるエスペラント受容」(https://subsite.icu.ac.jp/iacs/symposium/post-56.html)という講演を聞きました。(その時の日記。『自転車で日本へ行く!』https://kotobanobenkyo.seesaa.net/article/494250606.html

その時に、エリザ・オジェシュコヴァの『マルタ』という小説のことを知り、読んでみようと思いました。

エスペラント訳はここ↓でダウンロードできます。エスペラントを作ったザメンホフが訳したものです。
https://www.gutenberg.org/ebooks/61860

それで読み始めたのですが、難しい。エスペラントは覚えるのが簡単だと言われていますが、私にとっては違うようです。私は言語学習に向いていないのかもしれません。言語学習に費やした膨大な時間を他のことに使っていたら、私は何かを成し遂げることができたかもしれません(←いや、それはないだろう)。

それで、早々に投げ出してすっかり忘れていました。

昨年の夏の終わり頃に思い出して、また読んでみることにしました。

ロシア語訳を見つけたので(https://librebook.me/marta)、それと比べながら読んでいくことにします。エスペラントだけで読むより、ロシア語訳を見ながら読む方が、私には理解しやすいのです。

ポーランド語の原文もインターネット上で見ることができます。
https://wolnelektury.pl/media/book/pdf/orzeszkowa-marta.pdf

この小説『マルタ』には、かつては日本語訳がありました。翻訳本が出版されただけではなく、日本で映画化もされたのでした。

『寡婦マルタ』とその受容
https://www2.sal.tohoku.ac.jp/~gothit/historio/marta.html

『マルタ』を読んでみて思いましたが(といってもまだ二割くらい)、これ、十代の頃に読んでおきたかったとつくづく思いました。若い頃に読んでいたら、私は自分の人生についてもっと真剣に考えるようになっていたかもしれません(←もはや手遅れ)。

さて、この小説の中に、私が常々考えていることが書かれていました。

エスペラント訳

— La lasta instruantino de mia filino, fraŭlino Dupont, instruis tre bone, kaj Jadvinjo faris ĉe ŝi grandajn progresojn. Sed mia edzo opiniis kaj ankaŭ min konvinkis pri tio, ke estas ne tute bone de nia flanko, ke ni donas al fremdlandulino la eblon labori, dum ĉirkaŭ ni troviĝas tiom multe da estimindaj lokaj virinoj, kiuj tiel penege serĉas laboron kaj tiel malfacile ĝin trovas.


ロシア語訳

— Прежняя учительница моей дочери, мадемуазель Дюпон, преподавала очень хорошо, и Ядзя делала большие успехи. Но мой муж считает — он и меня в этом убедил, — что не очень-то хорошо с нашей стороны давать работу иностранке, когда столько полек, достойнейших женщин, ищут работы и с трудом ее находят.


この小説の主人公マルタは、四歳の娘を抱えた未亡人で、生きるために仕事を探します。長い事待ってやっと紹介された、フランス語の家庭教師の仕事。訪れた家で、生徒の母親が上のように言ったのです。

以前の教師はデュポン嬢(おそらくフランス人なのだと思われる)で、とてもよく教えてくれていたのだけど、仕事探しに苦労しているポーランド人女性がたくさんいるのに、外国人に仕事を与えるというのはあまりよくないことなのではないか、と夫が言うので、私もそう思うようになった、というわけです。それでポーランド人であるマルタに来てもらうことにしたということらしいのです。

この家の主人の意見に、私は賛成なのです。国内の失業者がいなくなって、それでも足りない時には外国人に頼ればいい。頼らずにすめばもっといい。

言語学習に関して言うと、入門、初級の段階では、自分と母語が同じ人から習うのが効率がいいと思います。読解については、中級上級でも母語が同じ先生に見てもらうのがいいんじゃないかなと思います。この小説の中に出てくるデュポン嬢は、外国人だけどとても教え方の上手な先生だったようですが。

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posted by ごー at 03:44| Comment(0) | エスペラント | 更新情報をチェックする

2024年02月06日

『TabiEats』を見ていたら、私は英語が聞き取れているのではないかという気持ちになってきました

英語の勉強になるかしらと思って、YouTubeで英語の動画を見たりしますが、字幕がないと、何の話だかわからなくなってしまうことがよくあります。

悲しい……。まだまだ自分の努力が足りないのだと思います。中学生の頃に戻って、英語の勉強をやり直したいです……。

悲しい気持ちのままYouTubeを見ていたら、このような動画に行き当たりました。

Trying Russian Ramen & Snacks



二人の男性がロシアから送られてきた食べ物を食べながら、英語で感想を語るという内容なのですが、私、何を言っているのかわかる! 字幕がなくても!

これは不思議な感覚でした。じっと耳をすまさなくても、語られている内容が頭の中にすーっと入ってきます。

自分にとって興味のある内容だからでしょうか。二人の話し方がよいのでしょうか。

TabiEatsにはいくつかのチャンネルがあるようで、他の動画も見てみました。

apan's Little Brazil (Foodie Tour) 【ワンダフル】日本のブラジルタウン、群馬県大泉町!



大泉町に行ったあと、コシーニャを家で作られたようです。

How to Make Coxinha-Brazilian Street Food 【ブラジルフード】コシーニャって知っていますか?



私、コシーニャ食べたいなあと思うことはあっても、自分で作ってみようなんて一度も考えたことがありませんでした!

こうしていくつかTabiEatsの動画を見てみました。

最初の動画で右側にいる、帽子をかぶった人がサトシさん、左側がシンイチさん。二人とも日本人で、サトシさんは日本の普通の英語教育を受けてきたのだそうです。シンイチさんは五歳の時に家族と一緒にハワイに移住し、大人になってから日本に戻ってきたとのこと。

英語の動画を見る時は、一つでも多くの言葉を聞き取れるようにしよう、理解しようと身構えて、緊張していて、とても疲れてしまうのですが、TabiEatsの動画は緊張せずに見ることができます。そして、日本や外国の風景、食べ物のことを知ることができ、とても楽しいです。

英語の勉強をあきらめなくてよかった!と思いました。とはいえ、最近はDuolingoしかやっていないのですが、Duolingoで覚えた言い回しがTabiEatsで使われているのを見た時はとてもうれしく思いました。

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posted by ごー at 09:35| Comment(0) | 英語 | 更新情報をチェックする