【100万人が使用】世界最高の人工言語『エスペラント語』とは…ネイティブに4週間でなれる。その実態【漫画/アニメ/マンガ/白石】
↑この動画の白石氏はさっさと覚えて教室を開いたというのですから、素晴らしいです。私は能力も努力も足りないようです……。
それでも実際にエスペラントで会話してみるというのはとてもいい経験となりました。エスペラントは誰にとっても母語ではないので、私も頑張ればああいうふうにしゃべれるようになれるかもしれないという夢を持つことができます。とはいえ、ヨーロッパ系の言語話者にとってエスペラントは、それ以外の言語を母語とする人たちよりは覚えるのがたぶんかなり簡単なんですけど。
実際には、親がエスペランティストで、エスペラントで育てられる人もいるらしく、そういう人は母語がエスペラントということになります。
世界三大投資家の一人、ジョージ・ソロス氏の父親はエスペラントの活動もしていた人で、ジョージが子供の頃は家庭内ではエスペラントで会話していたとか。「Soros」という姓は1936年に「Schwartz」から改名したもので、エスペラントの「sori(気流に乗って上昇する、滑空する)」という動詞の未来形で「soros」、また一家が暮らしていたのはハンガリーですが、ハンガリー語において「soros」は英語の「next」の意味となるそうです。
そうはいってもエスペラントが母語というのはまれなことで、たいていの人にとってはあとから学ぶ言語なわけです。それも、誰かに強要されたわけでもなく、必要に迫られたわけでもなく、各々に何かのきっかけや興味があって、勉強しはじめる言語です。しかも、ある人が作った人工言語。人工言語でもコンピュータ言語を覚えたら仕事にできるかもしれないし、他の言語でもそれを仕事にすることはできるけど、エスペラントはあまり仕事にはなりません(なる場合もあるけど)。それでもどういうわけか勉強してしまう。それがエスペラントの面白いところの一つだと私は思います。

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