2023年09月30日

Duolingoがいろいろ変わった

9月、Duolingoでいくつか変化がありました。私が使っているのはweb版です。

ポルトガル語は一通り終わらせて、「Legendary」というレベルを少しずつ進めていたのですが、9月13日(水)に「Daily Refresh」というのができていました。Duo(緑のふくろう)をとり囲むように「Personalized practice」「Story」、再び「Personalized practice」「Story」、もう一度「Personalized practice」、最後に「Daily challenge」、全部で六つの練習が配置されています。これは便利です! 今までは復習をする時に、一本道をさかのぼって適当なのを選んで練習をしていましたが、その手間がなくなりました。

9月21日(木)、赤い宝石Lingotが青い宝石のGemに変更されました。私の場合、「2060 lingots」が「42542 gems」になっていました。以前、iPod touchでDuolingoをしていた時期もあって、その時にもgemがたまっていたはずですが、それも足されているのでしょうか???

「Legendary」のレベルが一本道形式になり、ストーリーの復習も「Legendary」でできるようになりました。

いつなくなったのかはわかりませんが、「フォーラム」が完全に消えてしまいました。以前は、新しい書き込みはできないけれど、過去に書き込まれたものは読めたのです。問題を解いていて疑問に思うことがあった時、この「フォーラム」を見ると、私が抱いた問いと同じことを尋ねている人がたいていの場合いて、それに返答している人がいるので、とても勉強になったのです。なくなってしまったのは残念です。

「Legendary」を終わらせると、以前はコマの色が紫に変わったのでしたが、今は黄色になります。

私が気づいた変更はこんなところです。

日本語で学ぶ英語はスキップして全部終わらせて、「デイリーリフレッシュ」で練習を続けることにしました。でも、これはとても簡単なのです。ポルトガル語で学ぶ英語はずっと分量が多く、ストーリーの数も多いです。そして、多少は複雑な文章も出てきます。私は「Not only」が文頭に来ると倒置が起こるということを知りませんでした。これ、高校で習ったかな? いずれは「日本語で学ぶ英語」の分量も増えたらいいなと思います。

ロシア語やエスペラントにストーリーがあったらいいのになあと思っていたら、下記のページがありました。ありがたいことです。エスペラントは音声なしで、文字だけです。

Unofficial Duolingo Stories

https://duostories.org/

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posted by ごー at 00:21| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2023年09月25日

「瞞著」は、なんと読む?

オンライン学習会でゴーゴリの『Мертвые души』(死せる魂)を読んでいます。詐欺師(?)チチコフとの旅は第七章に入りました。






チチコフが、買い集めた死人の名簿を見ながら、この人はどんな人生を送ってきたのだろう、どんな死に方をしたのだろうと想像する場面があります。

その中に「обманывали бар」という言葉がありました。バーをだます? 飲み屋のつけを踏み倒したのだろうか、なんて思ってしまったのですが、先生の説明を聞いて、ここの「бар」は「барин」の複数対格であることがわかりました。

これに該当する日本語訳は「旦那を瞞著するような奴もあれば、」となっています。






「瞞著」? 原文では「обманывали」なのだから「だますこと」という意味なのだろうとは思いますが、私は「瞞著」の読み方がわかりません。私は日本人なのに、1842年、19世紀のロシア語の意味はわかって、1939年、20世紀の昭和の時代に出版された翻訳本の日本語を知らないとは、なんだか不思議な感じです。

「瞞著」は何と読むのだろう? 「まんちょ」かなと思って辞書を見てみますが見当たりません。

検索エンジンで「瞞著」と入力して検索してみたら、「まんちゃく」と読むのだということがわかりました。

あらためて国語辞典で「まんちゃく」を調べてみると、そこには「瞞着」と書かれていました。あれ? 漢字が違う。「瞞着」ならばすぐに「まんちゃく」と読めるのだけど……。

そして私は知ったのです。「着」は、もとは「著」の俗字であったということを!

goo辞書
https://dictionary.goo.ne.jp/word/kanji/著/

今の今まで、「着」と「著」はまったくの別物だと私は思っていました。びっくりです。

ラベル:日本語
posted by ごー at 01:26| Comment(0) | 日本語 | 更新情報をチェックする

2023年09月16日

映画『Brain Candy』

20年くらい前にDVDを購入し、何度も何度も見ていましたが、この数年は見ていませんでした。先日久しぶりに見てみました。






「The Kids in the Hall」はカナダの五人組のコント集団です(日本で言うところのドリフターズみたいな感じ? ドリフは音楽のバンドでもありますが)。

1989年から1995年までは、このグループ主演でグループ名と同じ名前の「The Kids in the Hall」というテレビ番組がカナダとアメリカで放送されていました。この番組はその後もたびたびテレビで再放送されました。1988年にはパイロット版も製作・放映されていたようです。2022年にアマゾンプライムビデオで新作が発表されました。

『Brain Candy』は1996年の作品で、このキッズ・イン・ザ・ホールが主演。脚本にも携わっています。もう30年近く前の映画です。いつのまにそんなに時間がたってしまったのか……。この頃の人々の服装が今より上品に見えてしまうのは、私だけでしょうか。

舞台はとある製薬会社。その会社の、ある研究室では、抗うつ薬の開発が進められていました。まだ研究段階ではありますが、なかなかよい結果が出ているようです。被験者の一人に、俳優のブレンダン・フレイザーがいます(こういうのを「カメオ出演」というのですよね?)。

早く成果を出したい社長の意向で、研究が完了していないのにもかかわらず、この抗うつ薬は大々的に販売されることになってしまいました。

宣伝部の計画に従って、主任研究員のクリスがテレビ番組に出演します。観客席の人々から質問を受け付けますが、どの質問も薬とは関係ないものばかり。クリスはしまいには、薬とはまったく関係ないテレビ番組のプレゼンターのようなことまでやらされます。

社長の思惑通り、この抗うつ薬は大成功をおさめるのですが、実はこの薬には重大な副作用があったのです……。

以上が簡単なあらすじです。

キッズ・イン・ザ・ホールのメンバーの芸達者ぶりに目も心も奪われてしまいます。また、現在にもつながるいろいろなものが見えてきます(金儲け主義の会社、大勢に流され、本筋とは関係ないところに興味を持ってしまいがちな大衆、自分の性的指向を認めることができずに苦しむ人、等々)。日本も外国(この場合はカナダ)もあまり変わりはないのだなあと……。

昔、漫画の一コマか何かで、会社の給湯室で嫌いな上司のお茶に雑巾の搾り汁を入れる社員の図、みたいなものを見た覚えがありますが、この映画ではそれをもっとひどくした場面が出てきます。おそろしい……。飲み物や食べ物は自分で作るのが一番安全ですね……。

時々出てきて語る外国人のタクシー運転手がいます。私はこの人のセリフの、

The only way to be happy is to know you won’t be happy every single day.


というのが好きで、このセリフを聞きたいがためにこの映画を見るということがたびたびありましたが、今回は冒頭で語られる、彼の母親がよく歌ってくれたという、

Life is short, life is shit, and soon it will be over.


という言葉が印象に残りました。最近の私は、毎日これと同じようなことを考えていますので……。

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ラベル:英語 映画
posted by ごー at 09:08| Comment(0) | 英語 | 更新情報をチェックする