2023年07月27日

Duolingoのロシア語が……終わらない

2021年8月21日に「Duolingoのロシア語を終わらせた(https://kotobanobenkyo.seesaa.net/article/483025615.html)」という記事を書きました。約二年前のことです。そのあと「Legendary level」というのができましたので、少しずつ進めて、あと数回で終わるというところまで来ていました。

ところが今日、Duolingoを見てみたところ、ロシア語のコースがさらに長くなっていました。Unit 51までだったのがUnit 61までできていたのです。私はUnit 51のLegendary levelを半分くらいまで終わらせたところでしたが、Unit 49に戻されていました。

課題が増えてうれしいけれども、あと少しで終わるところだったのが先に伸びたので、ちょっとだけがっかり(?)。

Duolingoを使うようになってから、文章を読むのが以前よりも楽になったような気がします。そして、YouTubeで動画を見ている時に、聞き取れる言葉が増えたような気もします。

私は怠け者なので、Duolingoのように、開けば課題が提示されてそれをといていけばよいというのがとても合っています。主体的に取り組むと得られるものが多いのはもちろんですが、私のように漫然とやっていても、何かしら身につくものがあると思われます。私が学生の頃に、こういうものがあったらよかったのになあ……。今の若い人たちが羨ましいです。

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posted by ごー at 09:25| Comment(0) | ロシア語 | 更新情報をチェックする

2023年07月24日

パン粉をまぶして揚げたもの、そして箸の持ち方について

私は動物の出てくる動画を見るのが好きなのですが、食べ物を紹介する動画も好きです。そういう動画を見ながら、今日の夕飯は何にしようかなあと考えたりします。

先日、ラーメン屋から届けてもらった料理を紹介する、という動画を見ました。



チキンカツやトンカツの紹介の時に「ぱにろーふけ」とか「ぱにろーふき」と言っているのに気づきました。

そこで、研究社露和辞典を見てみたところ、「панировка」という言葉がありました。

[料理](揚げる前に)パン粉[小麦粉]をまぶすこと; その衣(ころも).


動詞は完了体、不完了体が同じ形で「панировать」。

なるほど、「パン粉」をまぶすから「パニローフカ」なのかと納得しましたが、あれ、ロシア語の「パン」は「ぱん」ではないね?

панировка」の語源を調べてみると、フランス語の「paner」から来ているということがわかりました。これは動詞で「…にパン粉をまぶす,衣をつける.」という意味の言葉です。

フランス語で「パン」は「pain」。日本語の「パン」はポルトガル語の「pão」から来ていると言われています。スペイン語の「パン」も「pan」です。

「パン粉」をまぶすから「パニローフカ」。ばっちり覚えられそうです。

この動画の中で「типа」という言葉も出てきました。そこで思い出したのがあるエッセイ。

В погоне за частицами
https://www.kommersant.ru/doc/2926905

息子が「типа」という言葉を使ったら、母親である筆者が「Нет слова "типа”!」と言うのです。

研究社露和辞典で「тип」のところを見ると「типа」で「…のような、…に似た」という意味になると書いてあるので、母親が言い返した理由がよくわかりません。研究社露和辞典は1988年に出ているので、最近の若者言葉というわけでもなさそうですし……。

プログレッシブ ロシア語辞典には若者言葉としての「типа」についても書かれています。






そしてこの動画を見ていて、出演者の箸の持ち方の美しさに私は感動しました。この人が子供の頃から、親に箸の持ち方をしつけられたとは考えられないので、この持ち方が一番自然で楽で、一番動かしやすいということなのではないでしょうか。一番楽で動かしやすい持ち方が、結果として美しい持ち方になる。ペンの持ち方も同じことだと思われます。

一方、日本人の食レポ動画では、変わった箸の持ち方をしている人を見かけます。外国人が箸を美しく持って使い、ほぼ毎日箸を使っているだろうと思われる日本人はそうでもない。これはどういうことなのでしょうか?

日本人は不器用な子供の頃から箸を使いはじめます。手の動きが大人ほど器用ではないので、変な箸の持ち方をします。そして変な持ち方でも食べるのには困らないので、周りの人から注意されないかぎり特に疑問も持たず、そのまま大人になってしまうのではないか、と私は考えました。しかし変わった持ち方では、箸や手を効果的に使っているとは言えません。見た目もあまりよくなかったりします。

一番自然で楽であることが、一番効果的で美しい。いろいろなことについて、これは当てはまるのではないでしょうか。

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ラベル:ロシア語
posted by ごー at 00:31| Comment(0) | ロシア語 | 更新情報をチェックする

2023年07月16日

お食事を拒否するピューマのメッシ その2

先月、食事を拒否するピューマのメッシの動画を紹介しましたが(過去記事「お食事を拒否するピューマのメッシと豆の上のお姫様」https://kotobanobenkyo.seesaa.net/article/499562895.html)、最近また、メッシは「食べたくない」と言ったらしいです。

ふだんはメッシに食事が出されたあとで、庭の一戸建てに住むチーターのゲルダのところに食事が運ばれるらしいのですが、この日はゲルダの方が先だったそうです。それに気づいてしまったメッシはご機嫌ななめ。



一階から「ごはんだよ!」と呼んでもメッシが降りてこないので、サーシャが食事の入った食器を持って二階に上がってきました。

メッシは食欲がないわけではないので、結局食べるのですが、ネズミは食べませんでした。サーシャが「ネズミは高いんだよ!」とか「霜降り牛肉の方がネズミより安いんだよ」などと言いますが、メッシはお構いなしです。

「霜降り牛肉」は「мраморная говядина」、つまり「大理石牛肉」ですが、英語でも「marbled beef」と言うらしい。

メッシにネズミを食べさせようとするサーシャに、マーシャが「食べたくないのよ、無理強いしないで」と言う場面が私は好きです。マーシャは時々、メッシの心のうちを代弁するようなことを口にするのですが、それがとても的確だと私には思えます。この夫婦のところにいるから、メッシはよりかわいい子に育ったのだろうなあと思います。

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posted by ごー at 08:18| Comment(0) | ロシア語 | 更新情報をチェックする