Сова, совушка, где ты была?
На тротуаре газеты читала.
Прочитала одну, прочитала две,
Закружилось в голове.
ブラジルにはアナホリフクロウという、地面に穴を掘ってその中で暮らすふくろうがいます。
天気のいい日には子供達が穴から出てきて遊んでいたりします。人間が、より正確に言うと私が(ごめんなさい! 動物園以外の場所でふくろうを見るのが初めてで、もっと近くに寄って見たくなってしまったのです)巣穴に近づこうとすると、頭上で「ぴーっ、ぴっぴっ!」と声がして、子供達はささーっと穴の中に逃げ帰ります。お父さんかお母さんが、常に頭上で見張りをしているようです。仲良し家族な鳥です。
歩道の脇に巣を作っている家族(夫婦?)がいました。人通りのあるところは危ないんじゃないかなと思いましたが、意地悪するような人間はいないみたいです。ある日、その巣穴の周囲に新聞紙が何枚もあるのに気づきました。

常識的に考えれば、ふくろうたちはこの新聞紙を用いて家の中で使うお布団を作っていたのでしょうが、もしかしてお布団にする前に一通り読んでいたりして……なんて想像して楽しみました。ふくろうって知恵の象徴とされていて、本を読んだりしそうでしょう?
実はこれは私が勝手に作った替え歌でして、元の歌はこちらです↓
Чижик-пыжик, где ты был?
На Фонтанке водку пил.
Выпил рюмку, выпил две —
Закружилось в голове.
https://ru.wikipedia.org/wiki/Чижик-пыжик
↓ウォッカを飲みすぎたマヒワ。

「アナホリフクロウ」はエスペラントでは何というのか調べてみたら「kuniklostrigo」でした。「うさぎふくろう」。卯年にふさわしい鳥ですね(?)
ロシア語だと「кроличий сыч』「кроликовая сова」「пещерная сова」などだそうです。ここでも「うさぎ」が出てきました。ある種のうさぎは穴を掘ってその中で暮らすので、このアナホリフクロウにも「うさぎ」という言葉がつくのでしょう。
英語では「burrowing owl」、ポルトガル語では「coruja-buraqueira」。ここには「うさぎ」はありません。

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