2022年05月28日

映画『Cuore di cane(犬の心臓)』(1976)

最近知ったのですが、ミハイル・ブルガーコフの『犬の心臓』はソ連以外でも映画になっていました。



イタリアと西ドイツの合作で、イタリア語の題名は『Cuore di cane』、ドイツ語の題名は『Warum bellt Herr Bobikow?』。日本では『獣人2』という題名。なぜ『2』なのかというと、『獣人』(1938)というフランス映画があるから? 全然関係ないのに? なぜでしょうね?

ソ連でテレビ用に製作された『Собачье сердце』は1988年の作品、この『Cuore di cane』は1976年の作品で、外国で先に映画化されていたというのは意外でしたが、原作の本がソ連では長いこと禁書扱いで、1987年になって初めてソ連の雑誌に掲載されたのですから、不思議なことではないのでした(原作が書かれたのは1925年)。

wikipediaで配役を見てみたら、日本でも有名だったチッチョリーナさんがちょっと出ているみたいです。

↓両者を比較した動画。白黒がソ連版で、カラーがイタリア版です。犬の名前が違う。イタリア版は全体的にこぎれいな感じがしますが、どうでしょうか。



↓ソ連版全編。



図書館の児童書の棚に『クオレ』という本があったのを覚えていますが(実は私は読んだことがありません。この本の中の『母をたずねて三千里』がアニメになったので有名)、『クオレ』って「心臓、心」という意味だったのかと今になって気づいた次第です。






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ラベル:映画
posted by ごー at 05:11| Comment(0) | ロシア語 | 更新情報をチェックする

2022年05月14日

ピューマのメッシは平和大使

毎日、ピューマのメッシの動画を見ている。

最近のお気に入り↓



まだ集合住宅に住んでいた頃の、メッシの目覚め。今よりも声が幼い感じ。
朝見て、家事の合間に見て、夜寝る前にも見ている。かわいくて何度見ても飽きない。メッシは天使💕

最近、メッシが住んでいる家の二階に、素敵な世界地図が取り付けられた。



毎週日曜日、モスクワ時間の午後3時から5時に、YouTubeで、メッシのいるドミートリエフ家からの生放送(прямой эфир)がある。その時には、世界のあちこちの人たちが、ピューマのメッシとチーターのゲルダの姿を見に、サーシャとマーシャの話を聞きに集まってくる。

チャット欄に、「Hello from 〜!」「Привет из 〜!」(「〜」のところは地名)と書き込む人々がいる。それを見ていると、いろんな国の人たちが同じ時間にここに集まっているのだとわかって楽しい気持ちになる。まさに『世界の国からこんにちは』なのである。

先日、そうやって書き込まれた地名の中にウクライナの街の名前がいくつかあるのを見つけて、私は泣きそうになってしまった。

いろんな国の人がメッシのところに集まって、優しい気持ち、前向きな気持ち、穏やかな気持ち、楽しい気持ちになっている。

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posted by ごー at 20:41| Comment(0) | ロシア語 | 更新情報をチェックする