先日、そのうちの一足の鼻緒が取れてしまった。これは捨ててしまって新しいのを買おうかな、なんて思ってしまったのだが……。
YouTubeで検索窓に「consertar havaianas」と入れて検索してみた。「consertar」は「修理する」という意味、「havaianas」はうちにあるブラジル製ビーチサンダルのブランド名。
havaianasの修理法がたくさん出てきた。どれもうちのと同じところが壊れている。
修理法としては、ねじを使うもの、釘をつかうもの、糸を使うもの、針金を使うものなどがある。
ねじか釘を使うのが確実そうでいいのかなと思い、道具箱や引き出しの中を探してみるが、小さめのねじや釘はなかった。
さらにYouTubeを見てみると、ねじや釘を使わない方法を紹介している人がいた。これだ!
用意するものは、瞬間接着剤、綿、ねじまわし(接着剤を塗った綿の形を整えるためのもので、同じ用途に使えるならねじまわしでなくてもよい)。全部うちにある!
というわけで、私のビーチサンダルはまた使えるようになりました! 動画を作ってくれた人、ありがとう!
実は、数年前には三足持っていて、そのうちの一足が壊れてしまった時には、何も考えずに捨ててしまったのだった。まったくもったいないことをした。
リンク
しかし、製造者の側から見れば、壊れたら新しいのを買うのが正解なんだろうか。havaianasのビーチサンダルが好きなので、悩ましいです。たぶん、外履きとして使ったら底がだんだん削れて、新品を買わないわけにはいかなくなるのであろう。
今回、外国語を知っていると他の国の人の知恵を知ることができるから、楽しいなあと思いました。話者の多い言語を知っているとより多くの情報を得られるし、話者の少ない言語を知っていると、あまり世間に知られていない情報を得られるかもしれない。
さらに今回気づいたこと。辞書を見ていて発見したのだが、「consertar」(修理する)と同じ発音で「concertar」という単語もあるのだった。
「concertar」の訳語
1 整える、整頓する
2 調和(和解)させる
3 協議する、打ち合わせる
4 響かせる
5 飾る
用例として次のようにある。
concertar a gravata ネクタイを直す
それで、「consertar」のところを見てみると、「修理する」以外にも意味がいくつかあって、その中に以下のようなものがあった。
正す、直す
そしてその用例として。
consertar a gravata ネクタイを直す
ネクタイを直す時は「concertar」でも「consertar」でもいいのか。ではネクタイを「修理する」時は?
「Consertei a gravata.」と言われたら、整えたのか修理したのかわからない? 文脈でわかるの? そもそも「consertei」なのか「concertei」なのか、音を聞いただけでは判断できない?
私はこのように、小さなことばかり気にする「木を見て森を見ず」なタイプだから、いつまでたっても実用的な言語運用ができないのだった。来世に期待しよう。来世はない方がいいけどね。

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