2021年12月24日

夏を忘れて

何ヶ国語も中途半端に勉強していると、基本的な言葉をすっかり忘れてしまうことがある。

ある時、ポルトガル語では「鏡」のことを「espelho」というのだと覚えた。

「鏡」は英語では「mirror」。では、ロシア語では?

出てこない。思い出せない。こんなに基本的な言葉を忘れてしまうなんて!

家に帰って辞書を見た。ロシア語の「鏡」は「зеркало」だった。

今後私は「зеркало」を忘れることはないだろう(たぶん)。

私の頭はところてんを作る道具のようだ。後ろから入ってくるものがあると、その分前から出ていってしまう。

現在私は、Duolingoで「ポルトガル語から学ぶエスペラント」をやっている。

La vetero estas tre varma, kvazaŭ estus jam somero.


をポルトガル語に訳す、という問題が出された。「somero」は「夏」。これがポルトガル語でなんというのかが頭の中から出てこない!

英語で「夏」は「summer」だ。ロシア語では「лето」だ。ポルトガル語の「夏」はなんという文字から始まるのだったか? 「S」でも「L」でもないようだが……。

……う〜ん、う〜ん、いくら思い出そうとしても出てこない。「春」は「primavera」、「秋」は「outono」、「冬」は「inverno」だということはわかるのに、「夏」だけが出てこない。

辞書を引いてしまうのは悔しい。アルファベットを順に思い出して、当てはまるものがないかを探す。

「A、B、C……」。「V」のところに来て思い出した。ポルトガル語の「夏」は「verão」だった。

何ヶ国語もできます、話せますという人たちは、どうやってそれらの言語を維持しているのだろう。毎日少しずつでも触れるようにすればいいのかな?

しかし、「夏」が出てこなかったのは、私にとって実に衝撃的な出来事だった。






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posted by ごー at 02:00| Comment(0) | ポルトガル語 | 更新情報をチェックする

2021年12月20日

いつ、どのくらい食べるか

私の食生活は不規則で、朝昼晩三食食べるということをしていない。一日に一回、午後7時か8時頃に食べる。午後10時くらいに食べることもある。

気が向くと昼ごはんを食べる。旅行先で朝食つきの宿に泊まる場合は、朝食も食べる。

昔は三食食べていたが、その量は、

朝 : 昼 : 晩
1 : 1.5 : 2

という感じだったかと思う。朝は時間がなくてあまり食べられない。夜は時間があるのでたくさん食べられる。

「ドイツでは朝食を一番多く食べ、夕食が一番少ない」と聞いて、とても驚いたことがある。朝からたくさん食べられるものだろうか? 私はおなかがいっぱいになると、眠くなるかおなかが痛くなるかのどちらかなので、朝からそんな危険を冒すことはできない。

ロシアには次のような言葉があるという。

Завтрак съешь сам, обед раздели с другом, а ужин отдай врагу.


「朝食は自分で食べろ、昼食は友人と分けろ、夕食は敵にくれてやれ」

ただし、ロシアの「обед」は日本でいう昼食とはちょっと違っているようで、研究社露和辞典には、

ディナー,正餐⦅一日のうちの主要な食事で、午後12-4時がふつう⦆,昼食

と書かれている。

日本の昼食は、夕食よりは軽くすませるという印象がある。日本ではたぶん夕食が一番大事。家族全員揃うのが朝食と夕食で、夕食の方が時間に余裕があるからかな?

Завтрак съешь сам, обед раздели с другом, а ужин отдай врагу
https://dslov.ru/pos/p24.htm

↑上のページによると、この言葉はロシアの司令官、Суворов, Александр Васильевич(1730-1800)が考えついたものであるとされているらしい。

https://ja.wikipedia.org/wiki/アレクサンドル・スヴォーロフ

やはり、朝食を重視すべきなのだろうか。でも、朝からたくさん食べたら体が重くなって眠くなってしまう。

以前、本で読んだのだが、「スペインでは一日に五回食事をする」というのにも驚いたことがあった。一日に五回も何を食べるのだろうか。毎食準備するのも大変そうだけど……。

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posted by ごー at 08:09| Comment(0) | ロシア語 | 更新情報をチェックする

2021年12月05日

チェブラーシカの新作

今年の9月の記事ですが、チェブラーシカの新作映画の撮影がソチで始まったとのこと。監督・脚本はДмитрий Дьяченко(ドミートリー・ヂヤチェンコ)。

Газета.ruの記事から
«Чебурашка попытается понять, что он за животное»
Режиссер рассказал сюжет игрового фильма про Чебурашку
https://www.gazeta.ru/culture/2021/09/20/a_14004482.shtml

映画のテーマは、家族の価値、自分探し。家族や友人を探す物語、そして「赦し」の物語。

この映画では、チェブラーシカはCGで作られ、他の登場人物は人間。ゲーナも人間(Сергей Гармаш、セルゲイ・ガルマーシュ)が演じる。

これは、現代の子供たちだけではなく、大人たち、特にソ連時代にオリジナルのチェブラーシカとともに育った人たちも楽しめる映画になるだろうとのこと。

2020年には、日本製の「チェブラーシカ」の新作短編映画が公開されている。

ソチでの撮影風景。
Каким будет Чебурашка в кино - Россия 24
https://youtu.be/yGnI7kJR_4U

2023年1月に公開予定。

チェブラーシカの物語。

私にはこれは、ロシアに暮らすユダヤ民族のさみしさや疎外感を描いているのではないかと思える時があります。これは私の勝手な空想です。ユダヤ人だからさみしさや疎外感を感じているのだろうというのも、私の勝手な思い込みです。

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posted by ごー at 00:18| Comment(0) | ロシア語 | 更新情報をチェックする