先日、鶏がらスープを作った。強火で煮込んで白いスープにした。
一日目はスープとして食し、二日目はラーメンにすることにした。
中華麺を買いに行くのが面倒なので、塩と重曹を入れたお湯でスパゲティをゆでて、中華麺風にする。焦がし玉ねぎ、ゆで卵、青ネギをのせた。なかなかうまくできたと思う。

(ラーメン丼がほしいなあと思わないでもないが、今のところスープ皿で済ませている)
うまくできたのでSNSに載せた。すると、次のようなコメントがついた。
Лапшу 〇〇(写真に写っている人の名前・与格) на уши будете вешать?
はて、「麺を耳に掛ける」とはどういうことだろうか?
辞書を見ると、プログレッシブロシア語辞典には載っていた。
лапшу на уши вешать [навешивать] 与
⦅俗⦆…にあからさまに嘘をつく;…を臆面もなく欺く
なるほど……。
リンク
(↑最近の文章を読む時は、この辞書がとても便利。)
この言い回しの起源はというと……
Как появились выражения «вешать лапшу на уши», «обвести вокруг пальца» и «морочить голову»?https://www.shkolazhizni.ru/culture/articles/66836/いくつかの説があるようだ。
「耳」といえば、昔、「耳にバナナが……」と中村雅俊が言うテレビCMがあったのを思い出した。
英会話のジオスのCMで、中村雅俊がエレベーターで乗り合わせた人に
Mr. Brown, bananas are sticking out of your ears.
と教えてあげるという内容。ブラウンさんの両耳にはバナナがささっていた。
あれも実は慣用句で、何か別の意味があるのかなと思って辞書を見てみたが、うちにある辞書には載っていなかった。
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https://kotobanobenkyo.seesaa.net/article/482913901.html麺を耳に掛ける