レタスは英語で「lettuce」、ポルトガル語では「alface」、ロシア語では「салат」。
ロシア語の辞書には「латук」という言葉も載っているけど、私は初めて見た。たいていは「салат」と呼んでいるように思う。ロシア語では「サラダ」のことも「салат」という。ということは、「レタスのサラダ」は「салат из салата」かな?
コンサイス露和で「латук」を引くと
〈ラ lactūca
と書かれている。ここにも「乳」が入っているようだ。
wikipediaを見てみる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/レタス
レタスを切った時に出る液が白くて乳に似ていることから、ラテン語で「lactuca」と呼ばれ、それが英語では「lettuce」、ロシア語では「латук」になったのだった。ポルトガル語の「alface」はアラビア語から来ているらしい。
こうして私はエスペラントの「laktuko(レタス)」に「lakto(乳)」が入っている理由を知ることができた。
子供の頃は、レタスといえばキャベツみたいな丸いものしか見たことがなかったから、レタスとキャベツは親戚なのだと思い込んでいたが、レタスはキク科で、キャベツはアブラナ科。だからレタスの親戚にはたんぽぽがいる。
昔、家でうさぎを飼っていて、茶殻と「乳草」というものを食べさせていた。乳草はそのへんの空き地にはえているたんぽぽの葉を大きくした感じのもので、葉をちぎると白い液が出た。あれも今思えば、レタスの親戚なのだった。
「レタスの花」で画像検索したら、かわいい花の写真がたくさん見られた。花が終わるとたんぽぽみたいに綿毛ができて、飛び散っていくのだそうだ。
レタスは身近な野菜なのに、知らないことがたくさんあるなあと我ながら驚く。

にほんブログ村
ラベル:エスペラント