うちにある辞書には載っていない言葉だけれど、なんとなく意味はわかる。犬とか猫とかうさぎの毛がふわふわしていることが「もふもふ」で、その毛を好きなだけさわることが「もふる」なんではないかな、と。
「毛布、毛布」を略したものかな、「もじゃもじゃふわふわ」→「もじゃふわ」→「もふ」と変化したのかな、とかいろいろ想像する。
何年か前の新語・流行語大賞で「日本死ね」とかいうのが賞を取り、しかもその言葉を発した人ではなく国会議員が受賞したというへんてこな出来事があったけど、あんなのに賞を渡すくらいだったら、「もふもふ」という言葉に賞をあげたほうがいいのにと思う。もう浸透しすぎて新語とも流行語とも言えないかもしれないけど。「もふもふ」という言葉を耳にするとなんだか優しい気持ちになれる……。
そういえば、ロシア語に「мохнатый」という言葉がある。「もふもふ」にちょっと似ているような?
研究社露和で「мохнатый」のところを見てみる。
1 毛におおわれた、毛のふさふさはえた
2 a)毛深い、毛の濃い b)枝[葉]の生い茂った
3 <毛皮・織物が>毛足の長い
4 枝葉の生い茂った
「мохнатый」は「もふもふ」と音も意味も似ているけど、「もふもふ」は植物に対して使うかな?と思ってちょっと検索してみると、たとえばコキアを「もふもふ」と形容している例が見つかった。
ピューマのメッシも時々「мохнатый」と言われる。(どこで言われているか探してみよう!)
サーシャが帰宅して、お出迎えするメッシ。「さみしかった?」「何してたの?」というサーシャの問いに頭すりすりと「ゔぁー」という声で返事するメッシ。しかし、「今日は何回寝返り打ったの?」ときかれると、急に真顔になって立ち去る。でも、サーシャが帰ってきたのはうれしいから、メッシは家の中を走り回ってしまう。
四月の終わりに虹の橋へ行ってしまったキーラは、スフィンクスなので「もふもふ」ではなかったけど、冬には産毛が多めにはえるのだそうだ。
昨年7月の動画で、キーラが家の庭を初めて探検する。サーシャはメッシにも優しい声で話しかけるけれど、キーラに対してはさらに優しい声になっている。この動画の中にも「мохнатый」という言葉が出てくる。

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