昔、アメリカに行った時、猫たちが「Raise your paw!」という掛け声に合わせて片手を上げる場面があるテレビのコマーシャルを、私がとても気に入っていた、という話を夫がしたもので、猫の手のことは「paw」というのだと思い出した。
言われて見れば、確かにそのようなテレビコマーシャルに夢中になっていたような記憶があるのだが、あれが何の宣伝だったのか、猫のごはんの宣伝なのか、猫のトイレの宣伝なのか、さっぱり思い出せない。
OALD(Oxford Advanced Learner's Dictionary)で「paw」を見てみると
paw
noun
1 the foot of an animal that has claws or nails
2 (informal) a person's hand
動詞もあるけど省略。
豚、牛、馬の足先にあるのはひづめで、clawやnailはないから、pawではないということか。では、猿はどうなのか? あれは「paw」というより「hand」という感じに見えるが、「The Monkey's Paw」という小説があるなあ……。
リンク
ロシア語で「paw」に相当するのは「лапа」。足の部分だけではなく、脚のこともлапаというらしい。
http://ozhegov.info/slovar/?ex=Y&q=ЛАПА
ポルトガル語だと「pata」。
http://www.aulete.com.br/pata
脊椎動物だけではなく、節足動物の足も「pata」であるらしい。
「pata」は雌のアヒルやカモのことでもある(「pato」を女性形にしたもの)。ポルトガル語は、同音異義語、同綴異義語が多いなあ。
日本語だと「paw」は何だろう? 「手」かな? 犬に「お手!」と言うし、「猫の手も借りたい」という慣用句があるし。
朝、サーシャを起こそうとするピューマのメッシ。
二晩続けてメッシに夜の睡眠を邪魔されたので、サーシャは起きたくない(起きられない?)。サーシャを起こしたくて、顔をこすりつけたり、頭をなめたりするメッシ。手をサーシャの頭や顔に当てたり……。
あの大きな肉球を当てらるのは、どんな感じなんだろうなあ。メッシのлапыはかわいい。

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