
He Was a Midwestern Boy on His Own
(トランクを土足で踏みつけるのはかっこ悪いと思うのだが、アメリカ人って机の上に座ったりするからなあ……。かっこよさや衛生の基準が、日本人とは異なるのだろう)
ボブ・グリーンはアメリカのコラムニストで、1990年代には日本でも翻訳が出るくらいに人気だった。
彼のコラムを集めたこの本の題名は、Bob Segerの『Hollywood Nights』という歌の歌詞に由来する。
いい話、こわい話、有名人の話、世間的には有名ではない人の話、いろんな種類の話が掲載されていて、どれも面白かった。難しい単語や複雑な言い回しはあまり使われていないのに、心に残るものが確かにあり、こういうのが高校の英語の教科書に載っていたら、高校生の私はもっと英語を楽しめたのかもなあと思った。
英語の教科書に載っていて面白かったのは、『Three Men in a Boat』の抜粋と『How to be an Alien』の何編か。いちご畑で若い男女が働くという物語も載っていて、先生が「これはとてもエロティックだわ!」と言っていたのを覚えている。当時の私は、これの何がエロいのかよくわからなかったし、特に面白いとも思わなかった。これは、Erskine Caldwellの『The Strawberry Season』。あとは、社会学の論文の抜粋みたいなのを読まされていたような記憶がある。
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話が逸れたが、つまり、ボブ・グリーンの文章をもっと若い頃に読んでいれば、英語を楽しく勉強できただろうに、ということが言いたかったのだった。
ところで、最近はボブ・グリーンの名前を聞かない。あんなに人気だったのに。どうしたのだろう。
Wikipediaにその理由が書いてあった。残念だ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ボブ・グリーン
なぜそんなことをしてしまったのだろう。本書に掲載されている「It's About Your Heart」と題された文章にその理由があるような気がした。
先日、YouTubeを見ていたら、The Oprah Winfrey ShowにBob Greeneが出ていた。太った人がやせるためのお手伝いをしているらしい。
転職したのかな? ずいぶん若返っているような? 体に関する仕事をしているから、若返ったのかなあ、すごいなあ、なんて思っていたら、同じ名前の別人だということがわかった。
https://en.wikipedia.org/wiki/Bob_Greene_(fitness)

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