毎日やっていた Duolingoも、やる気が起きなくて、それでも連続記録を途絶えさせてしまうのは惜しいので、「英語で学ぶ日本語」を一日一回だけやっている(外国人が日本語を学ぶ教材として、どういうものが使われているのかを知りたかったので、数ヶ月前に始めた)。
7月8日に、Duolingo から「It's our birthday!」という件名のメールが来ていた。8周年なのだそうだ。
Duolingo というのは、たとえて言うと公文式に似ていて、主体的に取り組むと大きな効果が得られるのはもちろんなのだが、ただ漫然と、出されるものをこなしていくだけでも、何かしら身につくものがある。
まだやる気はまったく起きないけれど、Duolingo を少しづつ進めていこうかなと、8日のメールを見て思い始めたところ。
何もやる気が起きないあいだ何をしていたかというと、YouTube で動物や料理法の動画を見たり、Kindle の無料の漫画を読んだりしていた。何もやる気が起きなくても、ごはんは食べたくなるので、YouTube の料理動画は大変参考になった。
そして、漫画をたくさん読むというのは本当にひさしぶり。20代の頃、職場に置いてあった漫画雑誌を読んだり、自分では「まんがくらぶ」とか、それに似た雑誌を買って読んでいたから、20数年ぶりということになる。

まんがくらぶ 2020年 05 月号 [雑誌]
(「まんがくらぶ」は2020年5月号が最終号で、そのあとは同じ竹書房の「まんがライフ」に吸収合併されたとのこと)
最近の漫画はトカゲというか爬虫類というか、そういう顔の人が美男、美女ということになっているものが多くて、昔とは違うなあと思う。
それから、医療、食べ物を主題にしたものが多い。私の記憶にある医療系漫画は、「ブラック・ジャック」と「おたんこナース」、獣医系だと「動物のお医者さん」くらい、食べ物系だと「包丁人味平」「美味しんぼ」「クッキングパパ」か。健康維持と食べ物は多くの人にとって関心のある事柄だから、こういう分野の漫画が増えるのも納得できるのだった。
こうして漫画をたくさん読んでいて気づいたのだが、においを嗅ぐときの擬音語として「スンスン」という言葉が使われていることがある。においを嗅ぐ時の音って「くんくん、クンクン」ではなかったか? あるいは「ふんふん」?
「スンスン」だと「くんくん」よりも、静かににおいを嗅ぐ様子に感じられる。うまい表現だなあと思った。最近は「もふもふ」とか「ほっこり」、「じいじ、ばあば」、妻のことを「嫁」等、私の辞書にはない言葉がいつの間にかたくさん使われるようになっている。「スンスン」もそういうもののうちの一つなのだろうと思ったのだったが……。
岡本かの子の『巴里祭』の中に「鼻をすん/\させて」という表現があった!
日本語表現インフォ
https://hyogen.info/content/192783076
私が気づかなかっただけで、既に存在する表現だったらしい。
言葉というのは本当にきりがない。きりがないから面白い。

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