その講堂の前に、なぜかレフ・トルストイの像がたっていた。そして講堂の中には、トルストイ博物館とトルストイの母親の実家の模型が展示されていた。なんでかな?

帰宅してから昭和女子大学について調べてみると、トルストイの考えに共感した人見圓吉・緑夫妻がこの学校を作ったのだということが書かれていた。
昭和女子大学「建学の精神」
https://office.swu.ac.jp/content/c_philosophy/c_spirit/
私はいい年なのに、全く知らなかった。そうと知っていれば、大学受験の時にこの学校を目指しただろうに、時すでに遅し……。
そして、この大学の中には「トルストイ協会」の事務局があるということを知った。トルストイ協会については、そういう団体があると、どなたかから聞いたことがあったが、私は専門家でもないし関係ないなあと思っていたのだった。しかし、講演会には会員でなくても聞きにいけるらしい。
日本トルストイ協会
http://chobi.net/~tolstoy/
それで、昨日行ってきた。中村喜和先生の大変興味深いお話が聞けた。講演会費500円、安い! 学生さんは無料! そして、私は知っている人が誰もいないのに、私の苦手な立食形式なのに、懇親会というのにも参加してみた。初めて会う人たちから、いろいろなお話が聞けて楽しかった。
講演会の演題は「トルストイとカナダのドゥホボール教徒」。ドゥホボール教徒がカナダに移住する際、トルストイが援助したというのは有名な話。ドゥホボール教徒は非暴力主義で、徴兵を拒否し、菜食だとのことである。
何年か前に読んだマーガレット・ミラー『殺す風』という小説に、ドゥホボール教徒の子供がちょっとだけ登場していたのを思い出した。
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