教室に通うと、どの辞書がいいとか、どの参考書が役に立つとかいう情報を得られるのもうれしいことの一つ。その教室で、小学館の「プログレッシブ ロシア語辞典」が、新しい言葉や訳語が入っていてなかなか便利だと教えてもらった。
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私がもし大金持ちだったら躊躇せずに買うのだろうけど、そんなにお金持ちではない。何年か迷っていたのだが、昨年ロシア語関連でお小遣いをいただいたので、このお金であの辞書を買おう!と思った。
買うと決めたものの、一方で、持ち物が増えるのはいやだなあ、とも思った。無期限身辺整理中なので、持ち物はできるだけ増やしたくないのである(←わがまま)。この辞書が入った電子辞書があればすぐに買うのだけどなあ……。もしかしてスマートフォン用のアプリがあるかな、と検索してみたら、あった!
私はスマートフォンは持っていないので、iPod touchにインストールした。
なんて便利なんだろう! 主要な単語には音声がついていて、発音が聞ける! 成句検索ができる(今までは辞書の該当するページを、ひとつひとつ見ながら探していた)。単語によっては、格変化もワンタッチで見ることができる(紙の辞書だと、変化表のあるページを開き、そこから該当するものを探す)、露和辞典、和露辞典として使えるし、英語からもひくことができるみたい。
普段は研究社の露和辞典を使っていて、この辞書ではどうもわからないなあという時には、インターネットで検索して、だいたいこんな意味かなと推量していたものだが、このアプリ版プログレッシブには的確な訳語が載っていたりする。もっと早くに買っておけばよかったなあ。
プログレッシブを購入する前は、slovoedというのを使っていた(今も使っているけど)。
これも悪くはないのだが、語数が少ないような気がするし、日本語が母語である私には、日本語の訳を提示してもらった方が、すっと頭に入りやすい。英語を通してロシア語を学ぶと、両者には似通った単語が少なくないことに気づき、それはそれで勉強にはなるのだが。
学生の頃は、学校へ行く時、研究社の辞書を持ち歩いていた。どこにそんな体力(腕力?)があったのかと、我ながら驚く。2011年に電子辞書を購入してからは、外出の時には電子辞書を持ち歩くようになった。今では電子辞書も家用にして、iPod touchだけ持っていく。便利な時代になったものである。