もしや、と思って探ってみると、ロシア語話者のためのポルトガル語のコースもできていました。
これは私にとってたいへんありがたいことです。
私は日本人の先生からポルトガル語を習ったことがなく(日本語を話す先生はいましたが)、これは日本語ではどういうことなのかなというのがはっきりとはわからないことが多く、いつもなんとなく手探りな感じがしていました。もちろん、参考書は日本語で書かれたものを使ってはいたのですが。今までぼんやりしていたものが、このDuolingoのコースで学習することによって、もう少しはっきり見えてくるようになるといいなと思っています。
ロシア語から学ぶというのは、ロシア語とポルトガル語の文を同時に覚えられるので、一石二鳥です。
さっそくやってみましたが、初めて見る単語がありました。
それは「balada」です。
「balada」は「バラード」で、つまりある種の詩の形式だったり、ある種の歌のことであるというのは知っていましたが、Duolingoの訳語には「クラブ」とあります。「クラブ」って「clube」なんじゃないの?
Caldas Auleteという辞書には、一つ目に詩のこと、二つ目に歌のこと、そして三つ目に
3 S.E.Gír. Programação noturna de lazer.
とありました。
リンク
「S.E.」は「Sudeste」(南東)のことで、ブラジルの南東部地域のことをここでは指します。南東部地域は、エスピーリト・サントス州、サン・パウロ州、ミナス・ジェライス州、リオ・デ・ジャネイロ州という四つの州で構成されています。
「Gír.」は「gíria」(辞書には、俗語、隠語、とありました)。
つまり、ブラジル南東部地域の俗語で、「夜の余暇プログラム」ということです。
最初、日本語訳の「クラブ」と見た時に、私は「テニスクラブとかチェスクラブみたいなものなのだろうか」と思ったのですが、これは間違いで、夜に踊りに行く「クラブ」だったのでした。(私は夜の「クラブ」には行ったことがないのですが、ディスコとは違うものなのでしょうか?)
こうして、一日に一つでも新しい単語を覚えると、満足感が得られて、夜よく眠れるような気がしないでもありません。
現在、Duolingoで日本語話者のためのコースは、英語、韓国語、中国語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語となっています(学習者の多い順)。その他に、スマホのみで学べるものとして、算数と音楽があります。とにかく、日本語から学べる言語が増えるのはうれしいことです。
一方で、エスペラントはかつて、英語以外に、フランス語、スペイン語、ポルトガル語を介して学べるコースがあり、さらに中国語版は開発中だったのですが、なぜか英語版以外はとりやめになってしまうということがありました。なぜ、既に存在していたコースをなくしてしまったのかな? 謎です。

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